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子供の塾を勝手に決めてきたパートナーへの怒り。しかし「相談できない状態」を作ったのは自分だった

日刊SPA! / 2024年7月25日 15時51分

「いいえ。明るくて話好きで、どちらかというとこちらの意見を尊重してくれているようなところがありました。お気に入りのアニメの話とか、むしろ、自分にとってはどうでもいいようなことまでよく話してくれました。残念ながら、何が言いたいのか、自分にはよくわからないことも多かったので、『整理してから話をしてほしい』と言ったことも、一度や二度ではありません」

 Aさんは続けます。

「せっかく話をする時間を取るなら、お互いのためにも、ちゃんと言語化してほしいんですよね……」

◆「相談してほしい」と言いながら、一方的に相手に負担をかけていたAさん

 一口に「話をする」と言っても、趣味嗜好など単なるおしゃべりもあれば、悩みや困っていることなどの共有もあります。

 悩みや困っていることなどは、そもそも何が問題なのかが自分でもよくわかっておらず、人と話をしているうちに整理されていく場合も少なくありません。

 それなのに、思い切って相手に話すと「何を言いたいのかわからない」「整理してから話をしてほしい」と一蹴されたら、皆さんはどう感じますか?

 自分としては精一杯努力し整理して話をしているつもりなのに、そのように言われ続けたとしたらどうでしょうか?

 自分自身が一方的にジャッジされるばかりなのであれば、だんだんと相手に話したり相談したりするのが億劫になるであろうことは想像に難くありません。

 つまり、Aさんは「大事なことは一緒に決めたい」「事前に相談してほしい」と口にしてはいるものの、

 1. 自分が興味・関心のないことについては「どうでもいいこと」として、パートナーのニーズや価値観を蔑ろにし、
 2. 「お互いのため」と言いつつ(自分自身の理解責任を放棄し)相手に説明責任や負担を一方的に押し付けている状態、

 すなわち、(Aさんが意図している/していないに関わらず)「俺の意見やルールに従え!」とパートナーに上下関係を強要してしまっている可能性が非常に高いのです。

◆Aさんのパートナー視点からは、まったく別の姿が見えていた?

 そのため、この相談はAさんのパートナーの視点からは、次のように見えている可能性があります。

「『大事なことは一緒に決めたい』って言うから、子どもの塾のこととか事前に相談しようと話しかけているのに、いつも『忙しい』とか『時間がない』とか言うばかりで、そもそも相談するための時間を取ってくれないんです。たまに話ができても『何が言いたいのかわからない』『整理してから話をしてほしい』って……失礼ですよね! 

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