“蓮舫ステッカー騒動”で議論再燃「ステッカーは誰が、何のために貼るのか?」アーティストを直撃
日刊SPA! / 2024年7月26日 8時49分
そして現在、スマホアプリなどの進化によって、ステッカーはデザインから印刷まで誰でも簡単に出来るようになり、ステッカーを用いて表現活動をするアーティストは増え続けている。しかし、相変わらず行政サイドとのいたちごっこも続いており、冒頭で述べたとおり市井からの評判はおおむね芳しくない。
◆日本で活動するアーティストを直撃
では、日本国内で活動するアーティストは今回の“蓮舫ステッカー騒動”や、ステッカーを取り巻く現状についてどう思っているのだろうか。都内全域で活動しているストリートアーティストのAさん(仮名)が、「法的な部分についてはノーコメント」と前置きした上で取材に応じた。
「都内でステッカーボムのメッカといえば、まず渋谷、原宿、そして新宿。あとは中野、秋葉原、上野、浅草辺りがメジャーです。その他の街でも見かけることはありますが、区によって対応はまちまちで、厳しいところでは1枚も見かけませんね。貼られる場所は主に電柱や標識、ガードレールや配電盤といった公共物が多く、誰かが貼り始めると、そこに集中するといった感覚です」
貼っているのは、主にどういう人物なのだろうか。
「やはりクリエイターが多いですね。最近ではご丁寧にSNSアカウントのURLとか、QRコードを表記しているものも見かけます。貼る目的としては、単純に自分の作品を見てもらいたいという気持ちや、政治的あるいは思想的メッセージ、宣伝などさまざまなものがあります。ですから、今回ニュースになった件も、蓮舫さんを支持するという政治的意図があったのであれば、ステッカーボムとしてはありふれたものだったのです。ここまで叩かれた理由としては、法的な問題を筆頭に、とにかく“悪目立ちしてしまった”の一言に尽きますね」
◆ステッカーにも“御法度”な貼り方も
Aさん曰く、ステッカーボムにも“暗黙のルール”があるという。
「タブーとされているのは、誰かが貼ったステッカーの上に自分のステッカーを被せる行為。これはヒップホップでいうところの“ディスり”にあたり、宣戦布告と受け取られます。件の『R』ステッカーは、このルールを侵しているものが多く、クリエイターからも非難の声が上がっていました。ですから、貼ったのはやはりストリートのことを知らない人物だと思われます。まあ、(ストリートアートに)理解のない人からすれば、ストリートもへったくれもなくただの犯罪行為でしょうが……(苦笑)」
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