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「今からでも観たい夏ドラマ」BEST5。『ブラックペアン2』は5位、『笑うマトリョーシカ』は3位

日刊SPA! / 2024年7月31日 15時49分

 かといって面倒くさがり屋かというと、そうではない。愛犬「リキ」の犬種がボーダー・コリーであることが、それを証明している。

 この犬は頭が良く、運動が大好きな牧羊犬なので、無精な人では飼うのが難しい。愛情を注ぐのを怠たると、たちまち問題行動を起こす。

 リキが伏線に違いない。西園寺さんは横着だから家事をしないわけではない。何か理由がある。おそらく、自分が大学生のときに母親が家を出て、離ればなれになったことだろう。

 西園寺さんとリキは快適に暮らしていたが、家の賃貸用の部屋に父娘が引っ越してくる。29歳の同僚・楠見俊直(松村北斗)と4歳のルカ(倉田瑛茉)である。

 楠見は妻の瑠衣(松井愛莉)を1年前に病気で失ったシングルファザー。おまけに住まいが火事になったため、心配した西園寺さんが賃貸用の部屋に住むことを勧めた。西園寺さんは情に厚いのだ。

 西園寺さんは楠見に自分の洗濯乾燥機も使うことも勧めた。ルカの保育園のお迎えも買って出る。困っている人を見過ごせないのである。

 度重なる厚意に楠見が恐縮すると、それにも我慢できず、「じゃあ、家族になろうよ!」と提案する。家族なら気を使わないからだ。かくして偽家族が出来上がった。今後、どんな日々が待っているのか。

◆③TBS『笑うマトリョーシカ』
(金曜午後10時)

 謎が謎を呼ぶ社会派サスペンス。原作が早見和真氏(47)による同名人気小説だけあって、ストーリーに力がある。先の展開が読めない。欧米のドラマに近い。

 主人公の東都新聞記者・道上香苗(水川あさみ)が若き厚生労働相・清家一郞(櫻井翔)の高校時代について取材したところ、生徒会長だった清家には鈴木俊哉(玉山鉄二)というブレーン役の同級生がいたことを知る。現在、鈴木は清家の秘書になっていた。

 道上は清家にインタビューする機会を得る。ところが、妙なことに清家には主体性が感じられない。すべて誰の指示に従っているようだ。アドルフ・ヒトラーに演説法などを指導したエリック・ヤン・ハヌッセンのような存在である。

 道上は鈴木が清家を操っていると考えた。だが、鈴木は何者かに命を狙われ、車で跳ねられる。次に道上は清家の大学時代の恋人・三好美和子(田辺桃子)が黒幕と考えた。しかし、三好美和子は偽名である上、失踪していた。

 怪しいのは鈴木がその存在を恐れ、美和子を嫌っていた清家の母親・浩子(高岡早紀)である。しかし、まだ真相は分からない。実は清家が周囲を操っている可能性もある。

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