「今からでも観たい夏ドラマ」BEST5。『ブラックペアン2』は5位、『笑うマトリョーシカ』は3位
日刊SPA! / 2024年7月31日 15時49分
カギを握るのは清家が社会的弱者の救済に異様なくらい熱心なこと。主体性のない男が、弱者救済について語るときだけ顔を上気させる。物語の謎を解くカギだろう。奥深い物語である。
◆②フジテレビ「新宿野戦病院」
(水曜午後10時)
脚本はクドカンこと宮藤官九郎氏(54)。クドカンが得意とする抱腹絶倒の社会派ドラマである。
全編から透けて見えるテーマは共生。そう考えると、東京・新宿歌舞伎町が舞台に選ばれた理由も分かる。さまざまな人が日本中から集まり、外国人も多く、それでいて誰も差別されない。この街のボロ病院を中心に物語は展開する。
主人公の1人は元軍医で米国籍のヨウコ・ニシ・フリーマン(小池栄子)。英語と岡山弁をちゃんぽんで使う。エネルギッシュな女性だ。ここで気付く。ヨウコは歌舞伎町の混沌と活気を象徴しているのである。
もう1人の主人公で美容皮膚科医の高峰享(仲野太賀)は、金にならない患者には見向きもしなかった。しかし、ヨウコが不法滞在の外国人も老ヤクザも分け隔てなく治療するのを見て、変わり始めている。
患者は世間から冷ややかな目で見られている人ばかりだが、ヨウコに偏見はない。それは私生活でも同じ。世間が冷ややかな眼差しを向けるトー横キッズの少女たちと歌舞伎町の「ラーメン二郎」に行き、「うんめぇ!」と声を上げる。
クドカンらしいヒューマニズムが散りばめられている。
◆①NHK「家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった」
(火曜午後10時)
主演は河合優実(23)。3月に終了したTBS『不適切にもほどがある!』の小川純子役でブレイクしたが、このドラマのほうが先に撮影された。幸福と家族が切り離せない一家の物語である。
河合の役柄は兵庫県神戸市の高校3年生の岸本七実。父親・耕助(錦戸亮)は既に他界している。母親・ひとみ(坂井真紀)は朗らかな女性で、整体院で働き、七実とその弟・草太(吉田葵)との生活を支えていた。
七実は地頭がよく、ユーモアのセンスも抜群。中学2年生の草太も明るい性格だが、ダウン症であり、やっと1人でバスに乗れるようになったばかりだった。
周囲には「岸本家はかわいそう」とささやく人もいた。もっとも、当の岸本家にそんな意識はサラサラなく、仲良く幸せに暮らしていた。ひとみは子供たちが生きがい。七実も草太がかわいくてたまらない。草太もひとみと七実が大好きだった。
七実の彼氏・小平旭(島村龍乃介)が草太の存在を知ったことによって連絡して来なくなると、七実の側から絶縁する。
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