看護師時代に「白いタトゥーを入れた」29歳女性。今は「自分の身体に“楽園”を作っている」
日刊SPA! / 2024年9月2日 8時54分
◆自分の身体に“楽園”を作っている
かなめさんには今後、描く夢がある。
「これまではいろいろな社会的制約を予測して躊躇したり、自分の感情に必ずしも正直には生きられなかったことも多々ありました。もちろんそれで得たものもたくさんあります。ただ、やはり私は老いてもずっと踊りたい。
今、自分の身体に“楽園”を作っているんです。もとからあった女王蜂の刺青の近くに、ユリの花を彫り、胸から鎖骨にかけては天使の羽根を彫りました。もとは目立たないようにと彫った刺青だったけど、お酒を飲むと肌が赤くなる体質と相まって、少し淫靡な感じに浮き出るのが、ここ最近のちょっとした自慢です」
自分の欲求に正直に生きるには、社会の視線が気になる。その隠れ蓑として選んだ、ホワイトタトゥー。だがかなめさんに、隠れる理由などもうない。切磋琢磨しながらともに踊るキャスト、酔いしれてくれるゲストという尊い存在を手に入れたから。かなめさんが身体に刻んだ“楽園”。それはすでに、彼女の目の前に広がっている。
<取材・文/黒島暁生>
【黒島暁生】
ライター、エッセイスト。可視化されにくいマイノリティに寄り添い、活字化することをライフワークとする。『潮』『サンデー毎日』『週刊金曜日』などでも執筆中。Twitter:@kuroshimaaki
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
「看護師辞めて"55歳アイドル"へ」驚きの転身人生 中原さくら「30年間務めたけど…」大胆決断の訳
東洋経済オンライン / 2024年8月30日 12時0分
-
ド軍左腕が左足に彫った“ポケモン” 精神科医にも通院…タトゥーに込めた家族への思い
Full-Count / 2024年8月18日 7時30分
-
高校時代の“目の整形“が転機に…今では「一晩800万円売り上げる」敏腕経営者が明かす過去
日刊SPA! / 2024年8月14日 15時54分
-
「般若心経の刺青」を入れた女性が歩んだ“過酷すぎる”人生「普通の生活に戻れないことはわかっている」
日刊SPA! / 2024年8月11日 15時54分
-
44歳で「ヘビの刺青」を入れた女性の壮絶な半生。両親の死を経て「今がもっとも楽しい」
日刊SPA! / 2024年8月8日 15時51分
ランキング
-
1なぜ年齢と共に「使えない人」化してしまうのか…45歳から脳がヨボヨボになる人と元気な人の決定的違い
プレジデントオンライン / 2024年9月2日 7時15分
-
2【物議】買った肉や魚「トレーから無料ポリ袋に詰め替え」…スーパーでの目撃談にSNSで批判噴出「不衛生」「やめて」
オトナンサー / 2024年8月31日 22時10分
-
3コレコレ、有名音楽Pによる「にじさんじ」所属VTuberらの盗撮疑いなどを告発。「品性下劣」「業界にいちゃいけない」と痛烈批判
オールアバウト / 2024年9月2日 11時5分
-
4防衛省が「有事にゾロゾロ蘇る旧式戦車」確保へ まるで幽霊戦車隊? ようやく「継戦能力」強化
乗りものニュース / 2024年9月1日 8時12分
-
560歳貯金ゼロから大逆転!お金のプロが推奨する、まだ間に合う「老後資金」の作り方
週刊女性PRIME / 2024年9月2日 6時0分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください