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“事故物件に住み続ける”芸人が語る、心霊スポットであった実体験「深夜1時すぎ、ひとりで真っ暗な山道を歩いていると…」

日刊SPA! / 2024年9月4日 15時54分

 パキパキという音を出したのは、手形をつけた人間なのかと思い、拝殿の前にあったほうきを手にして、もし相手が襲いかかってきたら戦おうと待機しました。というのも、牛の刻参りで藁人形を打つ姿を人に見られたら、呪いは成就せず、それどころが本人に呪いがかかってしまうと言われているのですね。それを防ぐには、目撃者を殺さなくてはいけない。

 ということで、警戒していたのですが、誰も襲ってきませんでした。むしろ、隠れようとしてパキパキという音を立てたのではないかなと……。その日は無事帰れて、後日もう1回山に登ったのです。「この辺でパキパキ音がしたな」というところに行くと、木に穴が開いていて、まさに何かを釘で打った感じなのですね。藁人形がないのは、神社の人が取ったのでしょう。人を呪い殺したがっている人が本当にいるという、そのこと自体に恐さを感じましたね。

◆夜の間に食べ物がなくなる現象の正体

――ご著書の『恐い食べ物』では、食べ物にまつわる怖い話がいろいろ出てきますが、タニシさん自身の、眠っている間に何かを食べている話が気になりました。「寝ている間、僕は僕じゃない」という、出だしから引き込まれてしまいました。

松原:ええ。1軒目の事故物件でのことです。前の晩に買っていたアーモンドチョコが、翌日朝には、パッケージが破られ空っぽになっているというのが、しばしばありました。もともと霊現象を撮るため、定点カメラを夜通しオンにしていたので、それを再生しました。そこには、自分が起きあがって、コンビニの袋を漁ってチョコを食べている姿が映っていました。

 睡眠専門のクリニックで診てもらうと、睡眠関連摂食障害かレム睡眠行動障害か、判然とはしないけれども、そういった病状だろうと言われました。要するに、お医者さんもはっきりとは、わからない。症状を抑える薬を、とりあえず処方してもらいました。

 不思議なのは、住んだ事故物件によって、寝ながら食べるものが変わることです。最初は、アーモンドチョコでしたが、別の物件ではポテロングだったり、ぬれおかきだったり……。今はもっぱらヨーグルトばかり食べています。もしかすると、事故物件に以前住んでいた人の好物が、霊的に影響しているのかなとも推測しますが。

◆呪われている踏切で判明した事実

――最新作の『恐い怪談』には、100話もの実話怪談が掲載されていますが、その一つを紹介いただけますか?

松原:広島に住んでいるOさんから聞いた話です。家の近所に踏切があって、そこでは人身事故が妙に多いのですね。踏切を渡ろうとしたら、地面から手が出てきて足を引っ張るといった噂もありました。

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