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“事故物件に住み続ける”芸人が語る、心霊スポットであった実体験「深夜1時すぎ、ひとりで真っ暗な山道を歩いていると…」

日刊SPA! / 2024年9月4日 15時54分

 Oさんが高校生の頃、知り合いの兄が、その踏切で電車に轢かれて亡くなるのです。自ら飛び込んでの自殺だったようです。あの踏切は、やはり呪われているのではと思い、その記憶が焼き付いたそうです。それから、歳月が経って大人になったOさんが、踏切近くの食堂でご飯を食べていたときのことです。

 常連のお客さんが食堂の女将さんと、踏切について喋っているのが耳に入ります。「今日も電車が止まっているみたいだね。ここはよく人身事故があるわね」という世間話のノリです。お客さんが、「昔そこで高校生の男の子が自殺して」と言ったら、女将さんが「あれ自殺じゃないよ」って言うのです。Oさんは、思わず聞き耳をたてました。

「私、見たのよ。男の子が、急いでいたのか遮断機をまたいで向こうに渡ろうとしたのを。でも、途中で線路の上に、急にバタッと倒れたんです。倒れたまま、足をバタバタさせるんです。そのまま起き上がることもなく、電車に轢かれてしまいました。自殺だったら足をバタバタさせないでしょう」

 すごく恐いわけではないですが、この話が、自分としては印象に残っています。

<取材・文/鈴木拓也>

【松原タニシ】
1982年4月28日生まれ。兵庫県神戸市出身。松竹芸能所属のピン芸人。現在は「事故物件住みます芸人」として活動。2012年よりテレビ番組「北野誠のおまえら行くな。」(エンタメ~テレ)の企画により大阪で事故物件に住みはじめ、これまでに17軒の事故物件に住む。ラジオ関西「松原タニシの生きる」、MBSラジオ「松原タニシの恐味津々」、CBCラジオ「北野誠のズバリ」などレギュラー出演中。最新の著書は『恐い怪談』(二見書房)。
X:@tanishisuki
Instagram:@tanishi_m
YouTube:「松原タニシch」

【鈴木拓也】
ライター、写真家、ボードゲームクリエイター。ちょっとユニークな職業人生を送る人々が目下の関心領域。そのほか、歴史、アート、健康、仕事術、トラベルなど興味の対象は幅広く、記事として書く分野は多岐にわたる。Instagram:@happysuzuki

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