元「奨励会」35歳男性が“プロ棋士になる道”を断念した理由。友人・若葉竜也の言葉が後の進路を決めるきっかけに
日刊SPA! / 2024年9月23日 8時53分
現在は後進育成をしていますが、必ず「相手をリスペクトしながら、『でも自分の方が強い』と思って臨みなさい」と指導しています。勝ち気な子は相手を見くびりがちですが、それは本物の自信ではない。相手を敬いつつ、自分が重ねてきた経験に自信を持てるようになるのが本物の自信だと私は考えています。そうしたことも、将棋を通じて知ったものの1つでしょうね。
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プロ棋士になれるのは、頂点に君臨する者のうち、さらに一握り。その掌からこぼれ落ちた人たちは、潰えた夢のあとに何を探すのか。取材のきっかけはそうした単純な疑問だった。
将棋盤に向き合う静かな居住まいと裏腹に、身体の裡を乱高下するさまざまな感情。何度も繰り返された思考の果てにたどり着く、勝負手。盤上の格闘技の名にふさわしい静寂の激戦を幾度も経験する。
常人ではありえないほど思索にふけったプロ棋士の卵たちは、たとえ孵化が叶わなかったとしても、自らの人生において多くの持ち駒をなお残す。将棋を通して掴んだすべてを活かし、光る“次の一手”を放つ。
<取材・文/黒島暁生>
【黒島暁生】
ライター、エッセイスト。可視化されにくいマイノリティに寄り添い、活字化することをライフワークとする。『潮』『サンデー毎日』『週刊金曜日』などでも執筆中。Twitter:@kuroshimaaki
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