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自民党がどんな失政をしようが、立憲民主党という選択肢はない/倉山満の政局速報

日刊SPA! / 2024年9月26日 15時47分

 これは自民党総裁選にも影響を及ぼすだろう。総裁選の初動では「小泉進次郎で決まり」の空気だったが、討論会でボロがでてしまい、急失速。なんとか上位3人に踏みとどまっているが、石破茂・高市早苗に抜かされているとも。ここで「野田代表」だと「進次郎で大丈夫か」の声が高まる。私だってそう思う。進次郎氏はしょせんお父さんの純一郎元首相の物真似。ハッタリはしょせん、二流。

 それに対して野田元首相のハッタリは超一流。結構な真人間から、酸いも甘いも噛み分けた極悪人まで騙せてしまう。「右には右で高市!」か、「左が右に寄せるなら、こっちは左によって真ん中を奪われないようにする、で石破」か。

◆何一つ正しいことが無かった「野田人事」

 それはさておき、あらゆる政策を間違える天才、野田佳彦。

 皇室を大事にする!と宣言しながら女系天皇。

 官僚の言いなりになって、消費増税。

 安全保障が大事だと言いながら、首相の時には北朝鮮がミサイルを撃ちあげるかどうかで関係各国が緊張する中、「国会で増税しなければならないんで」と帰国。

 人事も下手で有名だが、今回は何一つ正しいことが無かった。

◆「君たちはなぜ与党になれないのか」人事

■幹事長=小川淳也(おがわ じゅんや)

 最大派閥サンクチュアリを抜けて野田代表を支持した功労者。しかし、サンクチュアリはさっそく野田体制にボイコットの姿勢。小川幹事長は、ドキュメント映画「君はなぜ総理になれないのか」の主役だが、既に「君たちはなぜ与党になれないのか」と揶揄されている。ちなみに小川氏、「消費税は最低25%」が持論。

■国会対策委員長=笠 浩史(りゅう ひろふみ)

 国会対策委員長代理からの昇格。古くからの野田支持。プロから見ると軽量級。

■政調会長=重徳和彦(しげとく かずひこ)

 泉体制主流派と思われていたが、真っ先に野田支持。論功行賞。それで自身のグループが解体の危機。果たして、そこまでして尽くした収支が上々か。

■選挙対策委員長=大串博志(おおぐし ひろし)
 
 代表代行も兼任の重用。増税派で、女系天皇推進。

■総合選挙対策本部本部長代理=小沢一郎(おざわ いちろう)

 恩讐を超えて支持。ポストを用意したが、偉いのか偉くないのかわからない。本部長が代表なのでナンバー2を、ということだけど、幹事長や選対委員長とどうやって仕事の割り振りをするんだろう。

 と、これだけ見ても、首をかしげる人事ばかり。細かく言うときりがないけど。

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