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「文化遺産」として見直される昭和の都電。「アニメの聖地」や「渋沢ゆかりの地」などに残る都電の今を追う

日刊SPA! / 2024年10月2日 8時51分

◆昭和の都電が保存されている公園は他にも

 今回は、都電荒川線の沿線で保存されている昭和の都電6両をめぐってみた。23区内では、このほかにも先述した文京区立神明都電車庫跡公園や板橋区立板橋交通公園などにも昭和の都電が保存されている。

 都電は最盛期には200キロメートル以上の路線網があったものの、現在の都電荒川線は全長約12キロメートル。短いながらも他の鉄道路線や都バスと接続する停留所も多く、週末のショートトリップには持ってこいだ。

 一日乗車券もわずか400円。都電荒川線に乗って、昭和の面影を探す旅へと出掛けてみてはどうだろうか。

<取材・写真撮影/若杉優貴>

参考文献:朝日新聞社 編(1973):『世界の鉄道 ’73』朝日新聞社、林順信(1996・1998)『都電が走った街 今昔(1)(2)』JTB日本交通公社出版事業局、林順信・諸川久(1986)『おもいでの都電』保育社

【都市商業研究所】
『都市商業研究所』。Webサイト「都商研ニュース」では、研究員の独自取材や各社のプレスリリースなどを基に、商業とまちづくりに興味がある人に対して「都市」と「商業」の動きを分かりやすく解説している。Twitter:@toshouken

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