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“超極上車”に仕上げた中古ベンツの「5年間にかけた整備費」を算出。月の支払額は新車ミニバンと“ほぼ同額”に

日刊SPA! / 2024年10月20日 15時53分

“超極上車”に仕上げた中古ベンツの「5年間にかけた整備費」を算出。月の支払額は新車ミニバンと“ほぼ同額”に

メルセデス・ベンツ S500L W140中期型

―[腕時計投資家・斉藤由貴生]―

 腕時計投資家の斉藤由貴生です。
 私は、昔からモノを買うときに、必ず残価率を考えているのですが、そうすることによって「高いモノ」を買っても「実は大丈夫」ということに気づきます。現在世の中で当たり前になっているとはいえ、クルマなどはその最たる例。残価設定ローンという買い方はメジャーだといえます。

 残価設定ローンは、将来の価値を算出して、月々の支払額を減らすといった内容。「購入額-将来の価値=実際の支払額」とすれば、月々の支払いを減らせるわけで、より高級なクルマに乗ることが可能なわけです。

 そして私は、「購入額-将来の価値=実際の支払額」という考え方をありとあらゆることに実施。特に腕時計の場合、実際の支払額がプラス、つまり儲けになるということを狙ったりしています。

 そんな私でありますが、この5年、「残価」ということ以外の買い方を実験してきました。というのも、腕時計とは違い、クルマを買う場合に「残価を気にする」ということを重視していると、買える車種が限られてしまうからです。私は、もっと自由に自分が好きなクルマを買って楽しみたいため、どうすればいいか、と考えた次第であります。

◆残価と同様に検討したい維持費

 クルマに安く乗るためには、どういったことをする必要があるかというと、「残価」に加えて「整備代」の安さが需要であります。残価についてですが、既に価値が0円に近い状態となっている車種であれば、残価率をあまり気にする必要はありません。また、維持費については国産高級車であれば壊れる可能性が低いため、整備代はあまりかからない可能性があります。

 これまで私は、ロールスロイスから日産マーチまで、様々な中古車を売り買いしてきましたが、「安い本体価格」「かからない整備代」という買い方の最終形態が、2017年に購入した「38万円のセルシオ」でした。

 そして、今回発表するのは、その「38万円のセルシオ」の次のステージであります。

◆W140を惜しげもなく整備してみた結果

 私は、2019年にW140型メルセデス・ベンツS500Lを購入し、現在に至るまで、惜しげもなくありとあらゆるところを「良く」してきたのですが、現在のW140の状態は、世界的に見ても稀なレベルでの超極上車になったといえます。

 W140という車種は、1991年にデビューしてから1998年に生産終了になったわけですが、こういった世代は現在「ヤングクラシック」と呼ばれています。現在のクルマとは違った雰囲気が、今では逆に新鮮に感じられるわけですが、多くの人は「魅力的」と思ったとしても、実際に買おうとは思わないはずです。というのも、こういった古いベンツを買ったら「いかにもお金がかかりそう」となるからでしょう。

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