“空き家のまま十数年放置”した実家が「ゴミ屋敷」状態に。人気小説家が直面した“実家じまい”の現実
日刊SPA! / 2024年10月21日 15時54分
高殿:連絡のあと一番先に来たのは、商店街の古着屋さんでした。伯父は、バブル時代にクラブを経営していた人なので、所有する服が割と高級品だったのです。それで、30年経ってもふつうに着られるということで、喜んで車に積んで持ち帰っていきました。
そのあとは、若い夫婦がダイニングの家具一式。古さはありますが、DIYの技で新品同様に変えられるとか。
それから、たくさんある食器類ですね。昭和レトロなものが、実はブームになってきているそうで、ニーズは割とありました。また、こうした食器は、コンテナに満載して、インドネシアとかに出荷するとお金になるそうです。ほかにも、どう見ても使い道のなさそうなモノを、喜んでもらう人も。
「ジモティー」の威力とともに、世の中にはいろいろなニーズがあるのだなと、つくづく実感しました。
<取材・文/鈴木拓也>
【高殿円】
兵庫県生まれ。2000年『マグダミリア三つの星』で第4回角川学園小説大賞奨励賞を受賞しデビュー。13年に『カミングアウト』で第1回エキナカ書店大賞を受賞。主な著作に『トッカン』シリーズ、『上流階級 富久丸百貨店外商部』シリーズなど。漫画原作も多数手がけている。小説以外の最新の著作は『私の実家が売れません!』(エクスナレッジ)。また、自費出版として『98万円で温泉の出る築75年の家を買った』がある。
X:@takadonomadoka
note:https://note.com/takadonomadoka
【鈴木拓也】
ライター、写真家、ボードゲームクリエイター。ちょっとユニークな職業人生を送る人々が目下の関心領域。そのほか、歴史、アート、健康、仕事術、トラベルなど興味の対象は幅広く、記事として書く分野は多岐にわたる。Instagram:@happysuzuki
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