なぜか深夜のラブホに“赤ちゃんを抱えて”来店した男女。元ラブホ従業員が語る奇妙な客――仰天ニュース傑作選
日刊SPA! / 2024年10月26日 8時45分
※写真はイメージです。
過去5万本の記事より大反響だった話をピックアップ!(初公開2023年6月19日 記事は取材時の状況) * * *
こんにちは。元ラブホ従業員の和田ハジメです。およそ6年もの間、渋谷区道玄坂にあるラブホテルにて受付業務および清掃業務に従事してきました。
ラブホの従業員と聞くとなんとなく暇そうな印象を抱く方も多いことかと思われますが、筆者が働いていたのは都内でも屈指の繁華街であり、なおかつ近隣他店と比較しても相当にリーズナブルな価格帯でお部屋を提供している激安店。
多少の繁閑差こそあれど、基本的にはせわしくお客様の応対に追われる日々を過ごしてきました。そして土地柄からか、“お行儀の悪い”お客様もかなりの頻度で来店され、トラブルを引き起こすこともしばしば……。
そして、迷惑客以外にも、「どこかおかしい」と感じるようなお客様が来店することもそれなりにありました。今回は、筆者が実際に遭遇した「奇妙なお客様」というテーマで少しだけお話をさせていただければと思います。
◆乳児を抱えて来店された男女のカップル(?)
冒頭でも申し上げた通り、ラブホテルには本当に様々なお客様が来店されます。しかし、“赤ちゃんを抱えて”来店されたお客様は、後にも先にもこのケースだけでした。以下に詳細を記していきます。
◆深夜に突然赤ん坊の泣き声が…
その時筆者は深夜帯のシフトに入っており、おまけに平日だったためにとても暇で、まどろみながら受付でお客様の来店を待っていました。
深夜2時ごろでしょうか。一向に客入りがなく、ほとんど眠りにつきそうな状態の筆者の耳に、“この時間帯で、かつこの場所では絶対にありえない”であろう赤ん坊の泣き声が聞こえてきました。
突然の出来事に驚き、慌ててフロントに設置されている監視カメラに目をやったところ、画面は真っ暗。
これは“幽霊”かもしれない。そう思い身構える筆者の前に、赤ん坊を抱いた女性と男性のペアが現れました。男性がこう言います。
「今から宿泊利用は可能でしょうか?」
◆どう見ても幽霊には思えないので…
その男女は、とても幽霊には見えない現代的な出で立ちで(少なくとも筆者がイメージする“幽霊”のフォルムとは大きく違っていました。今風の格好をした幽霊もいるのかもしれませんが)、特別不審な様子も特には見当たらないので、筆者は「大丈夫ですよ」とだけ伝えました。
とはいえ、深夜帯に赤ん坊を連れてラブホに来るのは、常識的に考えて普通ではありません。本当に入室させていいものなのかと悩みましたが、何かのっぴきならない事情があってここに来たのかもしれないと筆者は考え、そのまま入室させることにしました。
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