「HPVワクチン」を接種する男性が増えているワケ。“子宮頸がん予防”だけではないメリットと副作用を医師が解説
日刊SPA! / 2024年11月11日 8時53分
だが、ここで気になるのが副反応だ。世の中にはHPVワクチンをヒステリックに拒否する人も少なくない。重見氏は次のように話す。
「’18年に複数の論文をまとめた研究結果が出たのですが、重い副反応症状はHPVワクチンを打ったグループにも、打っていないグループにも、0.4~0.54%と一定数出ていることがわかりました。つまり、HPVワクチンによって副反応が出たのではないということです」
一方、ワクチンの安全性を「自らの体を使って証明するために打った」と話すのは参議院議員の音喜多駿氏だ。
「接種してSNSで発信したところ、『安心した』など大きな反響がありました。男性が積極的に打つことは社会にとって望ましいこと。今後、国全体として助成が行われるよう働きかけていきます。多くの方が接種することで社会全体が守られていきます。正しい知識を持って、選択をしていただきたい」
男性のHPVワクチン接種が、今後ますます進みそうだ。
【重見大介氏】
産婦人科専門医、医学博士。遠隔健康医療相談を行う「産婦人科オンライン」代表。「産婦人科×公衆衛生」をテーマに女性の健康を支援
【たぬきち氏】
産婦人科医、医学博士。10年間以上の勤務歴をもち、子宮頸がん治療にも専従。SNSで検診やワクチンの啓発・情報発信を行う
取材・文/週刊SPA!編集部
―[[子宮頸がんワクチン]を打つ男が急増中!]―
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