1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 芸能
  4. 芸能総合

「心が折れる」という言葉を作ったのは神取忍だった。発言の背景には「怪我をさせたらダメ」という前提が

日刊SPA! / 2024年11月20日 8時52分

「去年までできていたことが、今年できなくなったとしたら、へこんだり悩んだりするじゃん。でも年をとれば衰えるのって、当たり前だよね。衰えを認めたうえで、『今できること』をしっかり見つめることが大事。そのためには『ありのままの自分を受け入れる』ってことだね」

◆「チャレンジ」すれば人生は変わる

心の重要性を語る神取氏。メンタルトレーニングはしているのだろうか。

「筋トレをしていて『もうダメだ!』と思ったところから、あと5回チャレンジするとか、組手でも『限界だ!』と思ってからあと2本チャレンジするとかね。それで心は強くなっていったと思ってる」

この回答からも分かる通り、神取氏は各所で「チャレンジ」という言葉を使う。格闘技を志す人だけでなく、誰にとってもチャレンジは大事だという。

「チャレンジすれば、自分では気がつかなかった、才能や可能性や興味を見つけられるよね。だから、人に勧められたもので最初は興味なくても、まず飛び込んでみるということをしてほしいって思ってる。それに、『ちょっと気になるな』と思っていて手を出さなかったとしても、そこで一歩だけチャレンジしてみると、本当に人生が変わると思うんだよね」

◆プロレスや格闘技に何かを還元したい

神取氏自身もチャレンジを続けることで、今があると話す。まだ若々しく見えるが、なんと今年還暦を迎えるというのが驚きだ。

「『あの人が還暦なの!?』って驚かれたいじゃん(笑)。それにはチャレンジし続けていこうとする意欲が大事だよね。大きくて難しい目標にチャレンジするのも大事だけど、日々少しづつできることに挑戦し続けるということも両方大事だと思う」

そんなチャレンジを続ける神取氏に、この先の展望について聞いた。

「プロレスで生きてきたから、プロレスや格闘技に何かを還元したいと思ってる。具体的にイメージもしているんだけど、何をどうやって還元するのかは、まだ言えない(笑)。お楽しみに!」

当たり前に使われすぎてなかなか考えが及ぶこともない言葉の起源。「心が折れる」の誕生の裏にあったのは、格闘技の世界を長年支えて来た神取氏の人生があった。「心が折れない秘訣」と「チャレンジの大事さ」は、きっと私たちの人生を豊かにすることだろう。

<取材・文/Mr.tsubaking>

【Mr.tsubaking】
Boogie the マッハモータースのドラマーとして、NHK「大!天才てれびくん」の主題歌を担当し、サエキけんぞうや野宮真貴らのバックバンドも務める。またBS朝日「世界の名画」をはじめ、放送作家としても活動し、Webサイト「世界の美術館」での美術コラムやニュースサイト「TABLO」での珍スポット連載を執筆。そのほか、旅行会社などで仏像解説も。

―[ヒット商品&サービス「はじまりの物語」]―

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください