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ノンスタ石田明、M-1審査員のオファーに当初は…。反対だった“初の漫才分析本”を出したワケ

日刊SPA! / 2024年12月16日 8時53分

石田:どういうところがわかりやすいかというと、スベっていても見てられるかどうかですね。若い頃のネタってスベり出すと見てられないんですよね。M-1に出てくる芸人も芸歴10年超えたら味出てくるんですよね。僕がよく言うのは「床暖(房)効いてるか?」みたいな。床暖効いてる漫才っていうのはスベっていても見てられるんですよね。

 中川家さんも漫才をしていて、2人だけしか笑ってない時間があるんですけど、でも客席見たら、もうみんながホクホクの顔をしてるんですよね。笑ってはないけど、その状態を楽しんでいるみたいな。千鳥さんとかもそうだと思いますし、僕らもそうなんですけど、スベっていることの喜びというか、2人だけが楽しんでいて、お客さんも「爆発待ち」みたい状態になれる。それが味だと思いますね。

◆NSC講師に就任するきっかけ

――2020年からNSC(吉本の芸人養成所)の講師として、芸人志望者に授業を行っていますが、きっかけはなんだったのでしょう?

石田:ある日、(吉本興業の)岡本社長に呼ばれまして、1対1で向かい合って座ったんです。そのとき、「ああ、俺クビなんや」って思ってて、ちょっと前に吉本がいろいろあったじゃないですか(笑)。当時、僕は舞台やっとって、それの終わりに直撃でインタビュー求められたんやけど、それのコメントがまた悪く映ってたんですよ。だから、謝る準備だけしてたんだけど、岡本さんに「NSCを変えてほしい」って言われて。どうも、岡村さんのラジオを聞いてくれてたみたいなんです。

 それでオファー受けることになって、「やりますけど、大阪と東京に2人の哲夫つけてください」って条件つけたんです。大阪には笑い飯の哲夫さん、東京にはパンクブーブーの(佐藤)哲夫さんをレギュラー講師にしてもらって。僕は基本的に見せ方に特化していて、笑い飯の哲夫さんは発想で、パンクの哲夫さんは組み立てだと思うんですね。それぞれが全然違う角度からネタについて言えるかなって。

 あとは、NSC講師のアシスタントもこれまでNSC卒業したての子にやってもらってたんですが、芸歴1年目なんでやっぱりちょっと物足りないなって。だから相談役にもなるし、一緒にダメ出しもしてくれるベテランのアシスタントつけてくださいってお願いして。東京だと囲碁将棋の文田(大介)とか、イシバシハザマのハザマ(陽平)とか、大阪ではヒューマン中村に入ってもらったんです。

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