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離婚から1週間後にがん宣告。「普通に生きることは無理」元ギャルサー総代表の激動人生

日刊SPA! / 2024年12月20日 15時53分

 だが、高校卒業とともにギャルファッションからも離れた。「ギャルは高校生まで」とあらかじめ決めていたという話はギャルたちの間でよく聞くが、山城さんもそう考えていたようだ。

 それから15年以上経つ今では、モード系のファッションモデルとして活躍している。それに加えて、グラフィックデザイナー、マーケティング、DJなどと活動の幅を広げている。いきいきとしている彼女の姿がまぶしくみえる人もきっと多いのだろう。「苦労してなさそうだとよく言われます」と山城さんは話す。

 だが、そんな山城さんには、療養のためにモデル業を休んでいた時期もあるようだ。山城さんのInstagramにはしばらく大病を患っていたことが書かれている。

 筆者がそれについてふれると、彼女はまず「強制離婚させられて……」と思いがけない話を聞かせてくれた。

◆強制離婚と手術で疲弊する日々

「5年間、結婚してたんですよ。その間は色々大変でした。彼のメンタルが不安定になって、私に対する当たりも強くなっていったんです。それでも私は好きだったんですけど、話し合う余地もなく、一方的な感じで別れることになりました。かなり落ち込みましたね」

 ちょうどその頃、山城さんは婦人科系の検査で異常が見つかり、手術をすることになっていた。離婚の話が進むなかでの体の不調。精神的にかなりまいっていた。

 そんな中で手術は無事に終了。疲れ切っていた山城さんだったが、その翌日に離婚届を提出されてしまったという……ショックは大きく、傷が癒えぬままひとりの生活をはじめて1週間。山城さんにさらなる困難が降りかかる。

◆離婚から1週間でがん宣告

 なんと手術によって、子宮頸がんが見つかったのだ。医師からは薬で治すことは無理だと診断され、子宮を全摘出するように言われた。

「ここまでくると笑っちゃいましたね。でもこれは人生を切り替えるチャンスだなって。両親に報告したときも『これを乗り越えて絶対見違える人生にするから!』って話したりして。こんな状況、人によっては絶望してるとは思うんですけど。自分を信じることにしました」

 心配した両親からは帰省を提案されたが、決して帰ることはなかった。ここで甘えたら負けると自分を奮い立たせ、山城さんはどん底の中をひとりで耐えたという。

 SNSでガンを患っている人たちと繋がりを持ち情報交換、セカンドオピニオンも受けた。それでも子宮全摘出という診断は変わらなかったが、山城さんは諦めなかった。自ら治療のエビデンスを調べあげ、できるだけのことは全て試し、どうにか摘出せずに治す方法をひたすら探し続けた。

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