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“東大卒の予想家”が「東京大賞典」を徹底解説。フォーエバーヤングに次ぐ「激推し穴馬」とは

日刊SPA! / 2024年12月27日 8時30分

“東大卒の予想家”が「東京大賞典」を徹底解説。フォーエバーヤングに次ぐ「激推し穴馬」とは

フォーエバーヤング  写真/橋本健

 ドウデュースの出走取消で一転、混戦ムードとなった先週末の有馬記念。終わってみれば5番人気レガレイラと10番人気シャフリヤールがワンツーを決め、馬連と三連複の配当はともに2万円を超える高配当となった。
 その有馬記念を逃げて3着に粘り込んだダノンデサイルを本命に指名したのは新鋭予想家の鈴木ユウヤ氏だ。東京大学在学中に東大ホースメンクラブで予想の腕を磨いた鈴木氏は、本命馬に対して「向正面追い風と他馬のプレッシャーもあり、ペースアップが早すぎた」とのジャッジ。それでも3着に残したのは実力の証しだろう。

 有馬記念は不発に終わったが、鈴木氏のJRA・G1における今年の回収率は引き続き135%と高水準を誇っている。年末企画の第2弾として、29日(日)に大井競馬場で開催される東京大賞典の見解を同氏に聞いた。

(取材・構成=中川大河、取材日=12月25日)

◆有馬記念「◎」のダノンデサイルは惜しくも3着

——有馬記念は3歳牝馬のレガレイラと6歳のシャフリヤールがハナ差の大接戦。レガレイラは穴候補の1頭として名前を挙げてはいましたが……。

鈴木:レガレイラの戸崎圭太騎手、シャフリヤールのC.デムーロ騎手ともにナイス騎乗でした。当日の馬場が外有利になった点も大きかったですね。

——シャフリヤールは内枠なら怖い1頭だと思っていましたが、16番枠を引いた時点で評価を下げてしまいました……。それにしてもレガレイラがあの位置で競馬をするとは。

鈴木:想定外でしたね。ただダノンデサイルも3着で格好を付けましたし、今年の3歳世代のレベルがそれなりに高いことを証明したと思います。

——そして今週末は土曜日にホープフルSも行われますが、見解を伺いたいのは日曜日の東京大賞典です。このレースにも強い3歳馬が出てきますね。

鈴木:はい、フォーエバーヤングはダート路線で世界でも5本の指に入る逸材だと思っています。今春のケンタッキーダービーは陣営が回避を考えるほど状態が良くなったようですが、僅差の3着に好走しました。前走のブリーダーズCはやや離されましたが、それでも3着を確保。国内ではもちろんまだ負けていませんし、古馬が相手でも勝利には最も近い存在といえます。

——不安要素はほぼないと。

鈴木:海外遠征の疲れが若干気になりますが、春も海外を転戦して結果を出しています。ほぼ死角はないのでは。

◆今年も実質“7頭立て”!?

——ちなみに今年はJRA勢7頭に対して地方勢は3頭のみの出走となりました。

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