「食べてるのに帰らせるのかよ!」“駅そば店員”を苦しめる迷惑客。“閉店時間が過ぎても”居座り…
日刊SPA! / 2024年12月31日 15時54分
※画像はイメージです
移動の合間を縫って食事がとれる駅そばは勤め人にとって誠に重宝な存在だ。特に、近年減ってきているホーム店は移動手段(=電車)のすぐ横で営業しているのだから究極のファストフードと言えるかもしれない。
ただ、「駅そば=早い」というイメージが先行し誤解を生み、誤った利用をしているお客も少なくない。
◆駅そば店員が最も恐れている「券売機のトラブル」
駅そば店の業務で「最も」と言っていいくらい気を使うのが券売機に関するトラブルである。釣銭が切れた、食券を印字するロール紙が切れた、メニューの売り切れ設定…などはあらかじめ準備しておくことである程度対応できる。
一方で、くしゃくしゃのお札が内部で詰まった、お札と一緒にレシートを投入してしまった、などが原因のマシントラブルはお客による人為的エラーなので予測がつかないだけに、繁忙時やワンオペ体制だとこれらの対応だけで営業が回らなくなる恐れも大いにある。
券売機が店外にある店舗だと店員の目が届きにくいのでなおさらだ。
そしてこのような券売機のトラブルを装って「詐欺行為」を働く輩も残念ながら一定数存在するのである。
◆「券売機が反応しない」嘘をついた卑劣な行為
「券売機に500円を入れたのに反応しないんだけど」
筆者にそのようなクレームをつけてきたのは30代くらいのサラリーマン。硬貨を入れたが購入もできなければ返金もできないという。
券売機の取引履歴を見てもそんな形跡はない。その旨を説明するとほとんど表情も変えることなく引き下がったところをみると、おそらくこのような詐欺行為を常習的に行ってきたのではないだろうか。
本人的には、「今回は失敗だったか…」程度の気持ちだろう。
券売機にはお金の投入から購入、返金まですべてのデータが履歴として残る。そして履歴がなく、原因がはっきりしない以上、いくら強硬に詰められてもその場で店員が直接お客に現金を渡すことはない。
先ほどの輩は過去に、新人や券売機操作に不慣れな店員をつかまえて成功した経験があったのだろう。しかも彼らは繁忙時やワンオペ時を狙ってやってくることがほとんどで、金銭の多寡を抜きにしても相当卑劣な行為だ。
◆「ネギダブルで」度を超えた無料サービスを要求する客
クレーマーというほどでないが、駅そば店は値段設定が低いからか、ときに度を超えたサービスの要求するお客が来店しがちだ。
例えば、筆者の働いている店舗はかつては通常の量の1.5倍を提供する「ネギ大盛り」は無料サービスで、常連には必ず頼むお客もいた。
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