「30代のすべてを刑務所で過ごしました」覚せい剤の売人だったセクシー女優が“薬物使用の後悔”を語る
日刊SPA! / 2025年1月20日 15時54分
もし逮捕されたら、出所してから社会に溶け込もうとしても、とても難しい。私だって、今こうやってYouTubeやTikTokで活動しているのは、結局生きていくためにできることの選択肢が狭まってしまった、という理由もあるからなんです。
◆「オーバードーズ」を楽しむ若者たち
――覚せい剤以外にも、若い人達の間で「オーバードーズ」が流行している、なんて問題もあるようですね。
合沢:はい。市販の薬、風邪薬や、病院でもらえる睡眠薬や精神安定剤なんかを大量に摂取するのが、基本的なオーバードーズのやり方ですね。
――大量に摂取するのが、やっぱり基本的な方法ですか。
合沢:そうですね、少しだとそれほど効き目がありませんから。私はオーバードーズを楽しむ趣味はないんですけれども、以前睡眠薬を「あんまり効かないな」と思って、ちょっと飲み過ぎちゃったことがあるんです。
そうしたら、もうグラングランになっちゃって。私は気持ち悪くなっちゃったんですが、人によってはこのグラングランになる状態、これが気持ち良いって人がいるんです。
――酔っ払ったみたいな感じですか?
合沢:風邪薬や睡眠薬を大量に飲むと酩酊状態に近くなって、フワフワとした感覚が味わえるそうです。でも錯乱状態になることもあるらしいので、危険なのは間違いないですね。
◆若者が感じる「居場所のなさ」が、薬物への入り口に
――やっぱり、オーバードーズと言えばいまだに「トー横」ですか?
合沢:見回りなどが強化されて、数はだいぶ減りましたけど、まだいることはいますね。お酒のニオイがしないのにぐったりしているような子は、まずオーバードーズ状態です。
――なんで若い子たちが、オーバードーズにハマってしまうんでしょうか?
合沢:やっぱり、自分の居場所がココにしかない、と思い込んでいる部分があるのかもしれません。そこから出ようとしないから、目の前にあるオーバードーズという刺激に手を出してハマってしまう。
あと、周囲の仲間がやっているから、という理由もあるでしょうね。そういう意味で、覚せい剤を売っていたときの私と同じような状態、偽物の関係性にすがりついている状態なんだと思います。
◆歌舞伎町をパトロールして自身の体験を伝えている
――だから合沢さんは、歌舞伎町の夜のパトロールにも参加しているんですね。
合沢:実際に逮捕されて、30代をすべて刑務所で過ごしたような私の体験などを話せば、若い子たちも話を聞いてくれるんです。
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