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資産10億円のFIRE投資家。“負けない不動産投資”において「利回りは実は重要ではない」と語る納得の理由

日刊SPA! / 2025年2月3日 8時51分

誰かに提示された基準を持つことは、投資においては失敗につながります。自分自身で「どれぐらいの利回りがいいか」という基準を持つべきで、その基準自体も状況によって変わっていってよいのだと思っています。

もう一つ、そこまで利回りを気にしないのは、私は「利回り」よりも「キャッシュフロー」を重視するからです。100万円での利回り20%は20万円ですが、1000万円での利回り5%ならば、50万円です。そもそも我々は利回りの高さが欲しかったのでしょうか? そうではなく、お金を増やしたかったのではないでしょうか。利回りばかりに気を取られ、本来欲しかった「手元に残る額」を見失う方が多いように感じています。投資は「元本×利回り」でリターンが計算できます。利回りの高さは、リスクの高さを表します。もちろん、利回りが低いからといって必ずしもリスクが低いわけではありませんが、高い利回りの場合、確実にリスクも高いのです。

「負けない投資家」になるためには、いかに元本を多く投下するかを第一に考えるべきです。でなければ、結果的にリスクを取ることになり、勝ち負けが生じる投資の「勝負」に巻き込まれてしまいます。

利回りの高さを求めるのではなく、いかに手元に入ってくるお金を増やすか、いかに資産を増やすか、を忘れずに投資に取り組んでいただきたいと思います。

私自身は不動産投資の分野で資産総額や総家賃収入で誰かに勝つことは到底考えていません。密かに目標にしているのは、東京23区内のすべての区で物件を持つこと。あいにく、まだ条件が折り合ってなくて23区制覇はまだ出来ていませんが……。この目標であれば誰かに勝つ投資ではなく、誰とも戦わずに負けない投資になるのです。

構成/上野 智(まてい社)

【村野博基】
1976年生まれ。慶應義塾大学経済学部を卒業後、大手通信会社に勤務。社会人になると同時期に投資に目覚め、外国債・新規上場株式など金融投資を始める。その投資の担保として不動産に着目し、やがて不動産が投資商品として有効であることに気づき、以後、積極的に不動産投資を始める。東京23区のワンルーム中古市場で不動産投資を展開し、2019年に20年間勤めた会社をアーリーリタイア。現在、自身の所有する会社を経営しつつ、東京23区のうち16区に計38戸の物件を所有。さらにマンション管理組合事業など不動産投資に関連して多方面で活躍する。著書に『43歳で「FIRE」を実現したボクの“無敵”不動産投資法』(アーク出版)

―[FIRE投資家が教える「お金・投資」の本質]―

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