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「2万円あげるから…」58歳元衆院議員、12歳少女への「不同意性交」裁判。判決に対して怒りの声も

日刊SPA! / 2025年2月8日 8時53分

 東京都新宿区歌舞伎町のカラオケ店の一室で、女子中学生に性的暴行を加えたとして、不同意性交の罪に問われた元衆院議員の椎木保被告(58)に対して、東京地裁(村田千香子裁判長)は懲役3年、執行猶予5年(求刑・懲役5年)の判決を言い渡した。
 判決によると、「被害者の未熟さに乗じた犯行は卑劣であり、刑事責任は重大だ」としつつも、被害弁償が済んでいることなどを考慮して、執行猶予付きの判決としたとされる。

 昨年の12月24日に東京地裁で開かれた第2回公判では、げっそりとやせ細った姿で現れた椎木被告の被告人質問が行われた。そこで明らかになった衝撃の犯行内容とは——。

 初公判、および第2回公判を法廷で実際に傍聴した「学生傍聴人」がお届けする。

 *  *  *

◆法廷に現れた被告人の変貌

 東京・歌舞伎町のカラオケ店で、当時12歳の女子中学生に性的な暴行を加えたとする不同意性交の罪に問われた、元衆院議員の椎木保被告人(58)の第2回公判が、2024年12月24日に東京地裁(村田千香子裁判長)で開かれた。

 被告人は犯行当時、会社員として働いていた。歌舞伎町の『新宿東宝ビル』の横、俗にいう「トー横」付近のとあるカラオケ店の一室。安い利用料金が魅力的なチェーン店だけあって、この日も多くの若者がカラオケを楽しんでいた。そんな中、被告人は卑劣な犯行に及んだとされている。

 2024年12月5日、東京地裁で初公判が開かれた。拘置所の職員らに連れられて法廷に現れた被告人は、傍聴席を一瞥すると被告人席へと座った。上下灰色のスウェット姿に、白髪交じりの薄くなった頭髪、議員だった頃の写真とは明らかに変わっていた。

 起訴状によると、被告人は2024年8月20日午後6時33分から同58分までの間に、東京都新宿区歌舞伎町にあるカラオケ店の一室で、被害少女Aさん(当時12歳)に性的暴行を加えたとされている。罪状認否で、被告人は「間違いございません」と起訴内容を認めた。

◆犯行までの足取りも明らかに

 検察側の冒頭陳述などで犯行の詳細が明らかとなった。被告人によると、歌舞伎町には、犯行当時勤めていた会社が歌舞伎町に飲食店を出店しようと計画しており、調査のために訪れたという。

 そんななか、被告人は犯行当日の8月20日の夕方ころ、少女と性交をする目的で、東京・歌舞伎町の「トー横」周辺でAさんに声をかけた。声かけに応じたAさんは、被告人と一緒にゲームセンター行ったりや食事をするなどしたところで、被告人は性交を持ちかけたという。

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