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「もう代表はいいです」心整っていなかった17歳が3度の代表主将に… 本紙記者が見た長谷部誠 

スポニチアネックス / 2024年4月17日 22時47分

07年、母校・藤枝東で行われた初蹴りのOB戦で胸トラップからシュートを狙う浦和・長谷部

 藤枝東高時代の01年、日本代表でプレーした06~18年に取材した木本新也記者が高校時代のエピソードを明かした。

 初めて長谷部を取材したのは01年5月、高校総体静岡県大会の藤枝東―静岡学園戦だった。

 当時は高校3年の17歳。まだ心は整っていなかった。同年11月のU―18日本代表候補合宿で、初めて世代別の代表候補入り。切れ味鋭いプレーでアピールしたが、ユース年代の代表には定着できなかった。「もう代表はいいです」とふて腐れた表情を見せていたことを思い出す。それが、主将として3度もW杯に出るのだから人生は分からない。

 高校3年の夏には浦和、名古屋のJクラブに加え、明大、青学大などからも勧誘を受けていた。

 記者は明大サッカー部出身。「明大って、どうですか?」と聞かれ「全国の強豪から選手が集まる。プロになる選手も多い」と母校をアピールし「寮は8人部屋か16人部屋。1年生は練習の2時間前からグラウンド整備をしなければいけない」と補足した。

 その後は何の相談もなく、浦和入りが内定。あの助言がプロ入りを4年前倒しする一助になったのではないか、と自負している。

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