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山崎貴監督 妻の監督作品イベントにサプライズ登場「今までの戦いは無駄じゃなかったと感動」

スポニチアネックス / 2024年4月20日 16時18分

<映画「陰陽師0」公開記念舞台あいさつ>山崎貴監督がサプライズ登壇し、妻の佐藤嗣麻子監督に花束を手渡す(撮影・久冨木 修) 

 映画「陰陽師0」(監督佐藤嗣麻子)の公開記念舞台あいさつが20日、都内で行われ、佐藤監督の夫で映画「ゴジラ―1・0」でアカデミー賞視覚効果賞を受賞した山崎貴監督がサプライズで駆けつけた。

 作家・夢枕獏氏の人気小説シリーズが原作。安倍晴明が呪術学校の学生だった頃の成長を描く。「ゴジラ―1.0」の山崎監督ら「白組」のVFXチームが今作でもVFXを担当している。

 イベント終盤、主演の山崎賢人に呼ばれ、花束を持ち登壇。佐藤監督は「朝ずっと寝てたんですけど…」と照れ笑い。山崎監督は「公開おめでとうございます」と微笑んだ。

 山崎監督は作品について「うちではお互いの作品は求められない限りノータッチということなってるので脚本も読んでいなかった。ある日突然見せてもらったんですが、よかったです」と賞賛した。佐藤監督は夢枕氏と映像化を約束してから35年かけて、今回の映画公開を実現。山崎監督は「長い間、陰陽師つくりたくて苦労してたのはそばで見ていた。今までの戦いは無駄じゃなかったなと、感動しました」と愛妻を称えた。

 山崎監督は2000年に監督デビュー。それ以前は佐藤監督の作品のVFXを手掛けていたという。「やってあげる感覚」でVFXを手掛けるようになったと言うが「(作品作りが)始まったらものすごい怖い監督になって…。“あなたの名前出るけどこんなのでいいの?”と凄い厳しい人になった」と苦笑。「こんなに辛い思いをするんだったら自分の作品つくった方が良いなとと監督を目指した。ある種(監督の)原点」と驚きの“山崎監督”誕生秘話を告白した。

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