京都はホーム開幕4連敗でサポーターから怒号 チョウ貴裁監督「申し訳ない気持ちでいっぱい」

京都・チョウ貴裁監督

　◇明治安田J1リーグ第9節　新潟1―0京都0－1新潟（2024年4月20日　サンガスタジアム）

　点が取れない。京都は4試合連続の無得点で新潟に敗れ、19位に転落。今季ホームでは屈辱の開幕4連敗となった。

　守備では前半10分、相手のカウンターの絶好機にDF宮本優太が体を張って、ペナルティーエリア内でスライディングして失点を防ぎ、味方を鼓舞。攻撃でも新潟を2本上回る13本のシュートを浴びせ、相手ゴールに襲いかかったが、ネットを揺らせなければ勝てない。明け方、U―23日本代表で京都では主将を務めるMF川崎颯太がUAE戦で2点目のゴール。あやかりたかったが、願いは通じなかった。

　試合後、ゴール裏のサポーターからは鼓舞する拍手もあったが、それをかき消すほどの怒号も飛んだ。サポーターの我慢もそろそろ限界を迎えている。

　チョウ貴裁（チョウ・キジェ）監督は「4試合連続、ホームで勝ち点1すら取れていない現実には申し訳ない気持ちでいっぱいです」とまずは謝罪。“史上最強で最高のサンガ”を掲げる今季、看板倒れでは終わらせない。「今、くすぶっている中で誰ひとり船から下りず、真っすぐに進んでいける覚悟が必要。それを選手たちに伝えたい」と気丈に話した。