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勝みなみ メジャー自己最高の9位「優勝に一歩でも近づけるように頑張る」最終Rで粘り見せる

スポニチアネックス / 2024年4月22日 11時41分

1番、勝みなみの第2打(AP)

 ◇米女子ゴルフツアー シェブロン選手権最終日(2024年4月21日 米テキサス州 カールトンウッズ・クラブ=6889ヤード、パー72)

 前日順延となった第3ラウンド(R)の残りと最終Rが行われた。首位と4打差7位から最終Rを出た勝みなみ(25=明治安田)は1バーディー、3ボギーの74で回り、通算5アンダーでメジャー自己最高成績となる9位に入った。

 ただでさえ厳しいメジャーセッティングが、強風でさらに難易度が増した。勝はショットに苦しみながらも、74と粘りを見せてメジャー初のトップ10フィニッシュ。「本当に楽しかったです。風も強かったし、その中でどういうプレーができるかなと思っていたけど、まだまだ練習が必要でしたね。伸びしろしかないと思って、優勝に一歩でも近づけるように頑張りたい」と爽やかな表情で振り返った。

 計23ホールのタフな最終日だった。午前7時にスタートした第3Rの最終18番では第2打を3メートルに寄せてイーグル締め。最終Rを前に「今日はいけるかも」と感じたという。しかし最終Rの3番パー3でパターでのアプローチを寄せきれずボギーが先行。9番パー4でピンそば1・5メートルに寄せてバーディーを奪い返したものの、終盤14、16番で逃してボギーを叩いた。フェアウエーキープ、パーオン率ともに4日間でワーストの数字。「ショットが荒れて右に右に、いつもの癖が出てしまった。凄く反省点」と悔しがった。

 それでも、アプローチやバンカーショットでパーセーブする場面も多くあった。米ツアー本格参戦2年目。経験を生かしたプレーで粘りも見せ、昨年は予選落ちした舞台で最終Rまで上位を争った。当然、悔しさも残るが収穫もある。「コースの見え方が去年と全然違っていた。上位で戦えて勉強になった」。充実の1週間になった。

 シーズンは本格化し、今後も4つのメジャーが待ち受ける。日本女子オープンを2度制した実力者は、「私もやっぱり1回は勝ちたい試合。どの試合もやっぱり勝ちたいんですけど、特に勝ちたい気持ちも大きいと思います」と決意を新たにしていた。

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