【大谷翔平と試合前一問一答】打撃好調の理由は?「前回は膝の不安が大きかった」「時間的に余裕がある」
スポニチアネックス / 2024年4月25日 13時48分
ドジャースの大谷翔平投手(29)は24日(日本時間25日)、ワシントンでのナショナルズ戦に「2番・DH」で出場し、3本の二塁打を放って6打数3安打2打点。9試合連続安打とした。チームは11―2で大勝し、3連勝を飾った。以下、試合前の一問一答全文。
――前日の本塁打の打球速度は118.7マイルでは自己最速だった。
「感覚的にも、人生の中でトップクラスじゃないかなと思います」
――手術して打撃の好調さは。
「投球プログラムのリハビリはまだ続いていますけど、打撃(のリハビリ)は終わっていますので、フィールドでどれぐらい強度を高く保って毎試合出れるかっていうところにフォーカスしています」
――ピッチングの準備がない分、打撃に集中できるというプラス面を感じているか。
「時間的に余裕があるのはもちろんそう。体調が管理しやすいというのその通りかなと思いますけど、あまり考える時間が長すぎてもよくないのかなと思いますので、基本的に練習時間だったり、データを見る時間というのは例年と一緒にしています」
――打撃だけは過去に経験したと思うが、今回の成功の理由は。
「前回は膝の不安が大きかったので、肘以外は万全な状態ではあるので、そこが前回とは違うところかなと思います」
――今回の方が時間の使い方、膝の不安がない以外に要因はあるか。
「新しいチームに来て、新しい打線の中に入っているので、あまり自分の打線がどうのこうのと気にしている余裕が今のところないかなと思うので、勉強の途中かなっていう感じですかね」
――オフにはブルージェイズが移籍先候補に挙がり、トロントに直行便で移動したという情報もあった。
「行った、行かないに関しては、僕もびっくりしていたので、ファンと同じ心境ではいましたけど、実際に話もさせてもらいましたし、本当に素晴らしい球団だなっていうのは個人的に感じていたので、ファンも含めてチームも好きですし、行くこと自体はすごく楽しみにしているし、そこでプレーすることも楽しみにしています」
ーーフライトのニュースは見ていたか。
「ニュースで言われて、僕は乗ってないんだけどな、と」
ーーデーブ・ロバーツ監督は、大谷選手がストライクゾーンのスイングを色々調整していると語っていた。
「監督と話して、打撃コーチも毎日話しますし、基本的に打撃コーチは動作的な問題がめいんですけど、監督とはアプローチで話して自分ももちろん納得する部分もありましたし、早い段階でそういう風に対策を打つことで、今後もプレーしやすくなるというのは話はしていたので、それはお互いによりゲームを作る上で高めあっていければなと思います」
――ここ数週間、クラブハウスで大谷選手の存在感を前より感じる。通訳が変わったことによって何か変わったのか
「新しい通訳が素晴らしいんじゃないですか(笑)」
――水原元通訳のことで経済的なことでマイナスがあった。親友がいなくなったことで、感情的に何か感じるものはあるか。
「まだ調査自体は続いているので、まだ全部が終わったわけではもちろんないですし、失った、それ以上に、チームメート、チームもそうだが、その件でもそうですけど、支えてもらっている、サポートしてくれる人たちがたくさんいるので、むしろそっちの方がありがたいなというか、そういうふうに感じる場面の方が多いかなと思います」
――ブルジェイズ以外にどの球団と話したか。
「ここでこう、ここここっていうのはもちろん言えはしないので。向こうが言う分には僕のほうは構わないんですけど、シーズン中で、向こうもチームとして動いていますし、迷惑もかかるかもわからないので。ここで具体的な名前は控えたいなと思います」
――花巻東の後輩・佐々木麟太郎選手がスタンフォード大に入った。助言などは。
「助言はしていないですね。基本的に自分が選んだところがベストな選択だと思いますし、僕もそうやって色々と決めてきてはいるので、本人が納得して選んだというのが一番大事。助言というのはないですかね」
――ロバーツ監督のホームラン記録まであと1本。
「できればね、今日できれば一番いいですけど、ベストを尽くしたいです」
――ラインドライブの打球。人生で一番はどのあたりで感じたか。
「打感というか、もちろん当たったポイントもそうですし、タイミング的にどんぴしゃだったかなと思います含めて」
――去年の打撃がすごく良かったと話していた。去年に戻ったのか、一つ段階は進んだのか。
「段階は進んでいると思います。上に行けば、行くほど、伸び率みたいなものは当然下がってくるとは思いますけど、細部の部分というか、細かい部分ていうのはちょっとずつ上がってくるものだと思うので。もちろん変える部分もありますけど、継続して取り組んで伸ばしていくというのもあるので、どっちもかなと思います」
――打撃好調の中で、シカゴでクリケットバットで調整した。新しい試みは。
「練習の一環ではあるので、過度にやりすぎるこでと逆に良くなかったり、バランスの問題なので。そのバランスの調整、打てない要因がここにあるんだったら、この練習みたいな、そのバランスの感覚が大事かなと思います」
――遠征先に奥様は。
「きてないです」
――以前からシーズン中は野球に集中したいというのは言っているが、結婚して遠征先に連れて外でてみたり、違う時間を過ごしたいというのは。
「休みがそこまでまだ、基本的に休みの移動が、うちは多いので。あまりその自宅で丸一日休みというのが今のところあまりない。一緒に散歩に行ったり、そういうのはしますが、まだそこまでは丸一日どこかに行くみたいのはないですね」
――遠征で寂しさはないですか。
「寂しいと言わせたいです(笑)」
――親交のあるNBAの渡辺雄太選手が日本に帰ることを決断した。
「決断自体はもちろんリスペクトしていますし、本人がもちろん納得して選んだ道っていうのが本人にとって一番いい選択だと僕は思うので、そこはもちろんリスペクトしていますし、日本人の選手としてアメリカでやってた同級生でしたし、そこは僕も気にしていたので、寂しい気持ちと、改めて頑張って欲しいなという気持ちとどっちもあるかなと思います」
――メッセージのやりとりは。
「まだですね。共通の(知人の)方からいろいろ話は聞いていたので、落ち着いた段階でしたいなと思っていましたけど」
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