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元マイナー男性審判員がMLB提訴 女性審判員からのセクハラや“男性差別”主張 AP通信報じる

スポニチアネックス / 2024年4月25日 15時9分

MLBロゴ

 AP通信は、24日(日本時間25日)、解雇された元マイナーの男性審判員がMLBを提訴したことを報じた。男性は女性審判員からのセクハラやバイセクシュアルであることから受けた差別を主張している。

 記事によると、昨年までマイナーリーグのアリゾナ・コンプレックス・リーグで審判員として働いていたブランドン・クーパー氏は「性別と人種の多様性の問題を解決しようとするために、実力に関係なく女性を昇進させることを要求する違法な多様性枠を導入した」としてMLBと関連団体を相手取り訴えを起こした。

 クーパー氏の訴えによると2022年と23年に審判トレーニングキャンプに参加した際、「MLBは新規採用10人の中に少なくとも2人の女性を入れなければならない」と告げられたという。また2023年の春季トレーニングではシニアマネージャーから「女性とマイノリティの候補者を最初に採用しなければならない」と知らされた。

 さらに同年クーパー氏は、同僚の女性審判員ジーナ・クォルタラーロ氏からバイセクシュアルであることに対して中傷や下品な発言で嘲笑されたとも明かしている。しかし、MLBの重役から、逆にクォルタラーロ氏がアリゾナ・コンプレックス・リーグで唯一の女性審判員として被害を受けたと主張していることを伝えられたクーパー氏。身体的行為を含むクァルタラーロ氏の不正行為の証拠ビデオがあることを告げたが、結局昨年10月にクーパー氏が解雇されてしまった。

 MLBは訴訟に関するコメントは差し控えるとしている。

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