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大阪ガス 逆転サヨナラ発進「自分が勢いづける」プロ注目・高波は執念の不振脱出打

スポニチアネックス / 2024年4月25日 19時52分

<大阪ガス・東京ガス>8回に左中間への二塁打を放つ大阪ガス・高波(撮影・河合 洋介)

 ◇社会人野球JABA京都大会予選Cブロック 大阪ガス5―4東京ガス(2024年4月25日 皇子山)

 JABA京都大会が25日に開幕し、大阪ガスが3点劣勢の9回に一挙4得点の逆転サヨナラ勝利で東京ガスを破った。

 1―4の9回1死一塁から5連打で試合を決めた。同点に追いつき、なおも1死一、三塁で代打・野口海音が左前適時打を放ち、峯岡格監督は「最後に何とか相手よりも1点多く取ろうとやってきた。このような試合はなかなかないかもしれないけど、選手が仕事をしてくれて、何とか最後に打線がつながった」とたたえた。

 プロ注目の高波寛生は、「8番・遊撃」で先発出場。2打席凡退で迎えた0―4の8回1死一塁で直球を左中間にはじき返し、二塁へ頭から滑り込んだ。

 「4点をとられてチームの雰囲気が落ち込んでいた。自分の姿勢で何とか勢いづけたいなと思っていました」

 昨年の日本選手権では、本塁打を含む打率・357と結果を残して優勝に貢献。プロ注目の存在にまで評価を上げて、ドラフト解禁年となる入社2年目を迎えた。

 しかし、今年は打撃の調子が上がらず、今回の打順も8番。「2年目だし、プロも見据えれば、上位を打ちたいところではある。2年目になってプロの話も出てくる中で、自分の中で焦って調整をしてしまった」と不振から抜け出せずにいた。

 大会初戦で復調を印象づける二塁打を放ち、「この大会では絶対にやってやるぞと思っていた。チームの勝利が一番。自分の結果にとらわれずに、チームの雰囲気を上げられる選手になっていきたい」と意気込んだ。

 ◇高波 寛生(たかなみ・かんせい)2000年(平12)12月11日生まれ、埼玉県上尾市出身の23歳。4歳から埼玉上尾ボーイズで野球を始めて投手。中学では春日部ボーイズに所属して二塁手。川越東(埼玉)では1年秋にベンチ入りし、2年秋から背番号4。関学大では2年秋からリーグ戦出場。大阪ガスでは1年目に正遊撃手として日本選手権優勝。50メートル走6秒0、遠投120メートル。1メートル88、85キロ。右投げ左打ち。

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