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巨人ドラ1・西舘 12年中日・田島に並ぶ新人最多10試合連続ホールド

スポニチアネックス / 2024年4月26日 5時33分

<巨・中>7回から登板した西舘(撮影・藤山 由理)

 ◇セ・リーグ 巨人3-2中日(2024年4月25日 東京D)

 淡々と、いつものように無失点で仕事を終えた。巨人のドラフト1位右腕・西舘が、7回に2番手で登板し3者凡退。12年の中日・田島に並ぶ新人タイ記録の10試合連続ホールドで、デビューからは史上初となった。

 「落ち着いて投げられているのが一番。自分の力というよりは、周りの人に助けてもらいながらやれている」

 6回2死からの坂本の逆転3ランの後、急きょ準備を始めてからの登板。「球数自体もちゃんと投げられてから(マウンドに)上がれたので。それなりの準備はできた」と動じなかった。

 マウンドでは一切表情を変えない22歳。結果を残し続けており、堂々としているように見えるが「顔に出ないだけです。いつも緊張しています」という。緊張で手に汗を多くかくため、アマチュア時代はあまり触っていなかったというロジンを多く使うなど工夫もする。「今日が一番、慌てていた」と言いながら結果を残すルーキーに、杉内投手チーフコーチも「バタバタしちゃったけど抑えてくれた。落ち着いて安心して見ていられる」と目尻を下げた。

 新人記録には「知らなかった。そういう記録の振り返りはシーズンが終わってからすればいい」と西舘。好調の投手陣を新人離れした落ち着きで支えている。(小野寺 大)

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