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【五輪最終予選】U―23エース細谷「サッカー人生が終わる」覚悟でお目覚めの一撃!J1含め今季初得点

スポニチアネックス / 2024年4月26日 3時41分

<U-23日本代表・U-23カタール代表>延長前半、細谷(手前)はゴールを決める(撮影・小海途 良幹)

 ◇サッカーパリ五輪最終予選兼U―23アジア杯カタール大会準々決勝 日本4-2カタール(2024年4月25日 ドーハ)

 25日の準々決勝で、日本は延長戦の末、開催国カタールに4―2で勝ち、4強入り。完全アウェーの中、試合開始2分にMF山田楓喜(22=東京V)が先制ゴール。相手退場で数的有利となりながら一時逆転を許す苦しい展開も追いつき、延長前半11分に細谷真大(22=柏)の今大会初ゴールで強敵を振り切った。大岩剛監督(51)の指揮の下、29日(日本時間30日)の準決勝で勝てば8大会連続の五輪出場が決まる。

 エース細谷が、お目覚めの一撃だ。2―2と同点で迎えた延長前半11分。FW荒木遼太郎(FC)のスルーパスをペナルティーエリア内で受け、右足でシュートを放つと、ボールは相手GKの股を抜けてファーサイドへ。貴重な勝ち越しゴール。今季J1でもまだネットを揺らしておらず、今大会も無得点ともがき苦しんでいた男が、ついに長いトンネルから抜け出した。

 「心の中ではここで(無得点で敗退に)終わったら、“サッカー人生が終わるな”と感じていた。その中で点を取れたのは大きいし、良かった。やっとのゴール。チームを勝たせられて良かった」

 取材エリアでは安堵(あんど)の表情を浮かべながら心境を語った。

 次戦の準決勝に勝利すれば、パリ五輪出場権を手にする。大岩ジャパンの点取り屋は完全復活へ「チーム全員で信じていけば勝てる。いい準備をしたい」と意気込んだ。

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