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上沢直之、悩んだRソックス入り 「早くメジャーで投げるため」 昇格の鍵はホットタブ、スプリット

スポニチアネックス / 2024年4月27日 1時32分

ウースターの本拠地球場のホットタブで温まる上沢(本人提供)

 レッドソックス傘下3Aウースターでプレーする上沢直之投手(30)がメジャー昇格を目指し、奮闘している。米1年目の戦いを語る連載コラム「Uwasawa’s Journey」第2回は、開幕直前の3月27日にレイズからレッドソックスに金銭トレードで移籍した経緯や決断理由について語り、新天地での生活ぶりを紹介する。(取材・構成=柳原 直之)

 開幕直前にレイズとの契約内に含まれていたオプション(譲渡条項)を行使し、獲得オファーを頂いたレッドソックスに移籍しました。行使して、他球団から打診があれば、レイズは僕を40人枠に入れる選択権があり、そこに入れない場合は移籍となる条項でした。

 行使する時は凄く悩みました。レイズで成長できると思い入団した経緯もあり、行使せずにそのままプレーする選択肢も頭にありました。ただ、レイズとしては開幕時点での先発陣に不調や故障があった場合、優先順位が高い投手が僕ではないという方針になり、40人枠に入れる決断をしなかったのだと思います。メジャーで投げるために米国に来ました。悩みましたが、代理人や家族と相談し、どう進めれば早くメジャーで投げられるのかを2、3日話し合い決めました。

 移籍したレッドソックス傘下3Aの本拠地ウースターは、ボストンから西に70キロほどの町です。10日ほど前から球団が借りたアパートで1人暮らししています。到着日は少しトラブルがあり、レッドソックスのキャンプ地フォートマイヤーズからの飛行機が3時間ほど遅延し、到着は深夜2時。管理人は既に帰宅していて、キーボックスまでたどり着けず、ぼうぜんとしました。

 しかも雪が降っていて、気温も氷点下でかなり寒かったです。テラ(寺嶋大賜通訳)に緊急連絡先に電話してもらい、スペアキーが隠された場所を案内され、何とか解決しましたが、翌日はダブルヘッダー。2試合ともベンチで見て、今が何時なのかよく分からなかったです(笑い)。

 マイナーはトレーナーが少なく、メジャーやNPBのように1時間かけて治療を受けるのは難しいです。そのため、ストレッチは起床後すぐにして、ビジターなら球場入り前、ホームなら球場入り後のホットタブ(風呂)に15分くらい入り、その後にまたストレッチして、就寝前にもう一回しています。アパートの部屋もバスタブが付いていますが、最高で39、40度くらいまでしか熱くなりません。ホームのホットタブは熱めで温まりやすいです。

 16日のダーラム戦で5回4失点で初勝利を挙げましたが、まだ課題があります。現在、投手コーチから課されているテーマの一つが、スプリットの投球割合を増やすこと。米国はスプリットを投げる投手が少ないので、より抑える確率を上げるためということです。直球の割合が確実に減りますが、まずはそこにコミットしてやっていきたいと思います。(レッドソックス傘下3A投手)

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