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新体操フェアリーJ 5大会連続の五輪出場逃す…フープ2位も逆転ならず

スポニチアネックス / 2024年5月3日 5時11分

4月25日の壮行会で笑顔を見せる(左から)生野風花、田口久乃、竹中七海、鈴木歩佳、稲木李菜子、西本愛実、喜田未来乃、松坂玲奈(撮影・会津 智海)

 ◇新体操アジア選手権第1日(2024年5月2日 ウズベキスタン・タシケント)

 パリ五輪大陸別予選を兼ねて2日に開幕し、団体総合の日本代表「フェアリージャパン」はフープとリボン・ボールの2種目合計68.750点で2位だった。1枠を争った五輪出場権は最上位の地元ウズベキスタンが獲得し、日本は08年北京五輪から5大会連続出場を逃した。個人総合はフープとボールの前半2種目を終え、23歳の松坂玲奈(ヴェニエラRG)が合計64.650点で4位につけた。

 妖精たちのパリへの戦いが終わった。「ソーラン節」を演じた1種目目のフープは会心の出来でガッツポーズもあったが、トップに立てず2位スタート。リボン・ボールで逆転はできず、五輪出場は4大会連続で途絶えた。東京五輪代表で現主将の鈴木は「自信を持って演じ切り、パリ五輪を勝ち取りたい」と語ったが、夢はかなわなかった。

 東京五輪後、長年導いた山崎浩子氏が日本協会の強化本部長を退任。ロシアでの合宿を取りやめるなど日本型の強化を目指した近年は低迷し、昨年の世界選手権は13位と惨敗した。

 残った主力と新メンバーで何度もミーティングで本音をぶつけながら結束を固めてきたが、その成果は表れず。日本の新体操が、大きな節目を迎えた。

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