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和歌山大が2季連続優勝 近畿学生野球

スポニチアネックス / 2024年5月4日 14時12分

 ◇近畿学生野球最終節第2日 和歌山大7―1大阪公立大(2024年5月4日 南港中央野球場)

 和歌山大が大阪公立大に2連勝して勝ち点5とし2季連続6度目の優勝を決めた。和歌山大は6月10日に開幕する全日本大学野球選手権(東京ドームと神宮)に出場する。

 1924年の創部からちょうど100年。節目の年に和歌山大がチーム初となるリーグ2連覇を完全優勝で飾った。

 2回2死二塁から9番・井出歩夢(あゆむ・4年=伊万里)の右中間を破る適時二塁打で先制すると5回2死一、三塁で4番の山田孝徳(4年=天理)が左越えにリーグ戦初本塁打となる3ランをたたき込み、リードを広げた。投げてはエース左腕の島龍成(4年=履正社)が7回途中1失点と好投し、救援した近藤陽樹(4年=市和歌山)が2回1/3を無失点に封じた。

 「考える野球」を掲げて緻密な野球を展開し2017年春にリーグ戦初優勝。昨秋まで5度の優勝を積み重ねてきたが、全国で勝つためには、プラスアルファが必要だった。昨秋から特に力を入れたのが個々の打撃力の向上。接戦や劣勢の局面を打開するにあたり、本塁打を含めた長打力を求めパワーアップと同時にバットを振り込んできた。2、5回の得点はいずれも2死からの長打で努力は結実した。

 1年からリーグ戦に出場し歴代の優勝チームを知る主将の丸山椰尋(やひろ・4年=熊野)が今春に掲げたのが「史上最強チーム」。過去3年のチームが跳ね返された全国の厚い壁を破るため、あえて嫌われ役にもなり、選手との対話を重ねることで、全員が「大学日本一」を意識して日々の練習に取り組んできた。

 2大会ぶりに出場する全日本大学野球選手権。初出場した17年の8強は最低目標。史上最強チームが歴史を塗り替える戦いに挑む。

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