河本力が1番から魅せた！ パー4で1オン成功、イーグル奪取「いいスピン量と曲がり方で完ぺき」

＜中日クラウンズ3日目＞2H、大勢のギャラリーの前でティーショットを放つ河本力（撮影・椎名　航）

　◇男子ゴルフツアー　中日クラウンズ第3日（2024年5月4日　愛知県・名古屋GC和合C＝6557ヤード、パー70）

　2位から出た、河本力（24＝大和証券）は1イーグル、3バーディー、4ボギー、1ダブルボギーの71とスコアを伸ばせず、通算7アンダーの5位で最終日を迎える。

　1番から持ち前の飛距離でギャラリーを沸かせた。370ヤード打ち下ろしのミドルホール、ティーショットで3Wを豪快に振り抜き、ピン奥3メートルにつけるスーパーショットを披露。1オンに成功させイーグルを奪い、「いいスピン量と曲がり方で完ぺきでした。300ヤードくらいのキャリーですかね？完ぺきなスタートを切ることはできました」と胸を張った。

　前半は4つスコアを伸ばし首位に浮上するも後半は一転。11番では狙い通りのショットがアンラッキーに見舞われ、ダブルボギーを叩き「ボールの勢いが木に吸収されてしまって、なんだかグニャ～って感じで戻ってきてしまって…本当に悔しかった」と振り返った。以降も13番から3連続ボギーを叩くなど苦戦。「ダブルボギーというのは想定していないスコアなので、やはり堪えたんだと思う。最後の方は苦しかった」と話した。

　それでも、首位とは3打差と2年ぶりのツアー3勝目は射程圏内。「全然可能性はあると思うし、自分の状態も悪くはない。しっかりとできることをやり切れれば勝てると思っている」と意気込んだ。