菅沼菜々 74で7位後退「歓声を力に変えられたらいい」それでもゴルフ界のアイドルは前を向く

＜ワールド・サロンパス・カップ第3日＞12番、笑顔を見せる菅沼菜々（撮影・西尾　大助））

　◇女子ゴルフツアー　ワールド・サロンパス・カップ第3日（2024年5月4日　茨城県　茨城GC東C＝6665ヤード、パー72）

　第3ラウンドが行われ、単独首位から出たツアー通算2勝の菅沼菜々（24＝あいおいニッセイ同和損保）は2バーディー、4ボギーの74とスコアを落とし、通算4アンダーで首位と6打差の7位に後退した。

　上向いていたショットが乱れる1日になった。菅沼は「ショットがあまりよくなかった。でも2オーバーで耐えられてはいたので、しょうがないかなという感じです」と受け止めた。

　前半で3つスコアを落とすも、気持ちを切らすことはなかった。13番パー3で第1打を“お先”につけてこの日初バーディーを奪い、続く14番をボギーとするも、根気強く15番で3メートルのチャンスを沈めてバウンスバック。「テンション下がることなく、上機嫌でできたので明日につながるかなと思います」と語った。

　「たくさんの方が見に来てくださっていて、明日も多いと思うので、歓声を力に変えられたら良いな」。最終日の巻き返しへ、ゴルフ界のアイドルは前を向いた。