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巨人・阿部監督 劇打の吉川に熱いエール「能力はね、もっと凄い…人に見える工夫をもっとしてほしいなと」

スポニチアネックス / 2024年5月4日 22時32分

<巨・神>10回、サヨナラ勝ちの阿部監督はグータッチ (撮影・西川祐介)

 ◇セ・リーグ 巨人2X―1阪神(2024年5月4日 東京D)

 巨人が阪神にサヨナラ勝ちで連勝。ゲーム差を1とした。今季5度目の先発登板となった菅野智之投手(34)は7回106球6安打3奪三振1失点の力投も勝敗は付かなかった。1―1の延長10回1死満塁で吉川尚輝内野手(29)が中前にサヨナラ打を放ち、菅野と西勇とのしびれる投手戦となった激闘を制した。

 激闘を制した阿部慎之助監督(45)は延長10回にサヨナラ打を放った吉川について「いや、どうなんだろうね。最後はたまたまだと思うけどね。持っている能力はね、もっと凄いんだから。最後は別にホームランを打たなくてもいいところだしね、なにか工夫が早めにできなかったから、前の打席(8回)で打てなかったんじゃないかなと見ているしね」と能力を認めているからこその“厳しい言葉”を口にした。

 続けて「工夫があってこそね、見ている側は納得するというのもある。もちろん最後に打って決めたのは素晴らしいですけど、人に見える工夫をもっとしてほしいなと思いますね。ホームランを30本打つなら何も言わないですよ」と期待とエールを語った。

 吉川はヒーローインタビューで「8回の打席で悔しい思いをしたので、何とかバットに当てればという気持ちで打席に入りました。(丸や長野がつないだチャンスに)つないでもらったので、何とかするしかないと思いながら打席に立ちました。打った瞬間は“抜けろっ!”と思いながら走りました」と控えめな笑顔で語っていた。

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