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レバンガ北海道・桜井良太、現役生活にピリオド “リアル流川”が積み重ねた前人未踏の636試合連続出場

スポニチアネックス / 2024年5月5日 4時26分

A東京の選手らとチーム合同で胴上げされる桜井(撮影・高橋 茂夫)

 ◇Bリーグ1部男子第36節 レバンガ北海道78―85アルバルク東京(2024年5月4日 北海きたえーる)

 Bリーグ男子1部・レバンガ北海道のSG/SF桜井良太(41)が4日、今季最終戦のアルバルク東京戦で19シーズンの現役生活にピリオドを打った。今季9度目の先発で12分42秒出場。現役最後となる3点シュートを決めたが、試合は78―85で敗れ、自らの花道を飾れなかった。636試合連続出場の大記録を持つ「北の鉄人」は、6116人の観客に別れを告げた。

 バスケ界に多大な影響を与えた桜井の花道は、サクラ色に染まった。観客6116人がピンクのTシャツを着用。“満開の桜”の下、惜別の拍手に包まれ、デビューから2シーズンプレーした古巣アルバルク東京(旧トヨタ自動車)を含めた両軍の選手に胴上げされ、背番号と同じ11度宙を舞った。

 ブースターへのあいさつでは涙があふれた。「(19年の)残留争いの後に体が無理だなと。なかなか引退を決められず…」と声を詰まらせる場面も。最後は「最初に思い描いたキャリアとは違ったものになったかもしれないが、幸せな気持ちで終われた」と締めた。

 3日の会見で桜井は「爪痕を残したい。とんでもないミスも僕らしい」と最終戦に臨んだ。28戦ぶりの先発出場。1点リードの第2Q6分15秒には3点シュートを決め、守備では果敢に相手のシュートを防いだ。合計12分42秒の出場は、最後まで桜井らしい全力プレーだった。

 四日市工時代、躍動感あふれるマルチなプレーで人気漫画「スラムダンク」の登場人物に重ねられ「リアル流川」と呼ばれた。愛知学泉大卒業後、06年JBL(当時)のトヨタ自動車時代から続けた636試合連続出場は前人未到の大記録となった。一方で近年はケガに苦しみ、左足首は骨がズレて可動域に制限があり、痛みに耐えた。現役ラストシーズンは痛み止めを飲んでプレーを続けてきた。

 試合後、07年にともに北海道に渡ってきた折茂武彦社長(53)から花束を渡された。6月8日には折茂氏以来、レバンガ北海道で2人目の引退試合を開催する。今後については「何かしらレバンガに関わっていければ。一つの意思のあるチームづくりや、コーチも面白そう」と、クラブに残る可能性を含めてビジョンを明かした。(武田 政樹)

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