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アーセナル冨安は完封勝利に貢献 激しい優勝争いにも「やることやるだけ」と力みなし

スポニチアネックス / 2024年5月5日 9時39分

頭で競り合う冨安(左)=AP

 ◇イングランド・プレミアリーグ アーセナル3―0ボーンマス(2024年5月4日 ロンドン)

 アーセナルの日本代表DF冨安健洋(25)がボーンマス戦にフル出場して3―0の快勝に貢献した。左サイドバックで攻守に積極的なプレーを見せ、前半20分の右CKではファーサイドからヘディングシュート。相手選手に阻まれたが、チームはその後にゴールを重ね、残り2試合で暫定首位をキープした。

 自身のプレーを振り返った冨安はDFながら開口一番「点を取りたい」と発言。「ここ2、3試合外しまくっている。今日も自分でもなんで外したのか分からないぐらいの距離から外している」と振り返った。「あと2試合、得点なりアシストなり、そこの数字は残さないといけない」と続けた。

 以前よりも積極的に見える攻撃参加に関しては「特に意識はしていないが、得点、アシストのところは意識はしている。このチームでやっていたら、自然とそういうチャンスは来る。そこでいかに数字を残せるか」と指摘した。

 消化が1試合少ない2位・マンチェスターCもウルバーハンプトンに5―1で快勝。勝ち点1差をつけるとはいえ、双方が残り全勝ながらタイトルを奪われる状況だ。互いに勝ち点を落とせない激しい重圧の中で戦いが続くが「去年の経験を踏まえて落ち着いてやっている。1試合1試合やってしかない」と現状を冷静に受け止めている。

 昨季は冨安らの離脱も響いて終盤に失速して優勝を逃した。今季も離脱があった中で最終盤に来て公式戦4試合連続の先発。信頼の証とも言える起用に応えているが「そんなにいろんなことを考えてやってるわけではない。いい意味で。去年はいろんなこと考え過ぎて過剰に自分自身にプレッシャーをかけている部分はあった。そういう経験も踏まえながら、今年はやることやるだけ、という感じでやっている」と力みはない。優勝を信じて残り2戦を戦うのみだ。

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