松井秀喜氏 被災地・能登の子供に贈るアーチ「今日はホームランが出るまで打とうと思いました」
スポニチアネックス / 2024年5月5日 15時0分
元巨人、ヤンキースの松井秀喜氏(49)が5日、故郷の石川県能美市で野球教室「MLB “PLAY BALL” in ISHIKAWA」にゲスト参加した。「MLB Japan」と、松井氏が代表理事を務めるNPO法人「松井55ベースボールファウンデーョン」が開催。1月1日の能登半島地震に被災した珠洲市、輪島市、七尾市、能登町、穴水町、志賀町などから約150人の子供たちを招待して実演指導などを行い、豪快な柵越えも披露して、被災地に笑顔を届けた。
主な一問一答は以下の通り。
――故郷の能美では初開催の野球教室を振り返って。
「まず子供たちが大変元気だったのが一番うれしいことですかね。私自身もここ能美市で生まれ育ちましたので、その場所でできたことは大変うれしかったですし、何より、とにかくね、きょう来られたお子さんたちの中には被災された子たちもいますので、そういう子たちの、明日からの新たなエネルギーができたのなら一番うれしいなと思います」
――米国で石川県が被災している様子を見てどのような気持ちに?
「初めはちょっとショックといいますか、能登の自分の記憶に残っている街並みが、かなりひどい状態になっていましてショックでした」
――フリーバッティングで豪快な柵越え。
「うん、だいぶね、本数というかスイング数はかかってしまいましたけど、今日はやはりね、どうしてもね、ホームランを見て帰ってほしかったので。普段だったら、もうやめてる本数なんですけどね。やめてるスイング数なんですけどね。今日は出るまでね、ホームラン出るまで打とうと思いました」
――その理由は。
「いや、やっぱりね、目の前でホームランを見るって、少しはテンション上がると思うんですよね。ええ。その放物線を見せてあげたかった。ただ、それだけです」
――自身は根上の出身だが、子供のころなどに能登の思い出は?
「一番最初は祖父母に旅行に一緒に連れて行ってもらったのが、おそらく今、今日来られていた子くらいの年齢に行った記憶がありますね。あと、少年野球や柔道の試合でも行きましたしね。あと、小学校の修学旅行も能登でした。自分が小学生のころは、ちょくちょく行っていましたね」
――一番の思い出は。
「いろいろありますけれどね。朝市で何か買ったのは覚えている。魚の干物か何か。あとは珠洲の灯台も行きましたし、能登島水族館もいきました。結構、記憶に残っていますね」
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