韓国の15歳アマ・李暁松が記録的メジャー制覇！初々しく宣言「最終的には世界ランク1位になりたい」

＜ワールド・サロンパス・カップ最終日＞6番、ティーショットを放つリ・ヒョソン（撮影・西尾　大助）

　◇女子ゴルフツアー　ワールド・サロンパス・カップ最終日（2024年5月5日　茨城県　茨城GC東C＝6665ヤード、パー72）

　7打差10位から出た15歳のアマチュア、李暁松（リ・ヒョソン、韓国）が1イーグル、5バーディー、2ボギーの67をマークし、通算8アンダーで逆転してツアー初優勝を飾った。15歳176日での優勝は14年に勝みなみが記録した15歳293日を更新する史上最年少記録となり、最終日での7打差逆転はメジャー（公式戦）最大逆転勝利となった。

　固くて速いグリーン。日本女子ツアー史上最も難しいセッティングで、15歳の李暁松が栄冠を手にした。7打差からスタートするとバーディーを重ね、徐々にリーダーボードを駆け上がる。そして、迎えた最終18番。4メートルのイーグルパットをねじ込んでトップに立ち、ホールアウト。後続の結果を待って、記録ずくめの優勝が決まった。

　18番グリーンで行われたスピーチでは「正直、優勝した実感はありません。とても大好きな日本で勝てて光栄です」とあいさつ。ホールアウト後のアテスト会場では「だんだん手が震えて涙が出てきそうになりました」と初々しく語った。

　韓国女子アマを2年連続で制すなどの実績を評価されて今大会に出場。今後の目標については「日本ツアーでもっと成績を残したい。最終的には世界ランク1位になりたい」と目を輝かせた。