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43歳のソフトバンク・和田 今季初登板で5回4失点、勝利投手の権利得て降板「野手の皆さんのおかげ」

スポニチアネックス / 2024年5月6日 20時19分

<ソ・日>初回、マウンドに上がりプレートにタッチする和田(撮影・岡田 丈靖)

 ◇パ・リーグ ソフトバンクー日本ハム(2024年5月6日 みずほペイペイ)

 ソフトバンクの和田毅投手(43)が6日、日本ハム戦(みずほペイペイ)で今季1軍初先発。5回4失点と粘投し、勝利投手の権利を得て降板した。

 初回は完璧な立ち上がりを見せた。2者連続三振で簡単に2死とすると、四球でランナーを背負いつつも、4番・マルティネスを三ゴロに打ち取った。

 しかし、1点を先制してもらった直後の2回に日本ハム打線につかまった。先頭の野村にエンタイトルツーベースを許すと、投犠打で1死三塁とされ、松本剛の右犠飛で同点に追いつかれた。2死から3連打を浴びて勝ち越しを許した。

 3回は2三振など3者凡退としたが、4-3の4回は3連打を浴びて無死満塁のピンチを迎えた。右犠飛で同点に追いつかれたが、最少失点で切り抜けた。

 打線はベテラン左腕を強力援護。2度追いつかれたが、4-4の4回無死一塁、三森の1号2ランで再び勝ち越しに成功した。5回はランナーを出しながらも無失点に抑え、91球を投げ切った。

 和田は4月2日のロッテとの本拠地開幕の先発に内定。しかし、自主トレ中にふくらはぎ、そして左脇を痛めた影響によりキャンプでの調整も遅れ、オープン戦も本調子とはいかなかった。登板1週間前に左手中指にできたマメの影響などにより苦渋の決断で登板回避。2軍では4試合で2勝1敗、直近の4月27日阪神戦では7回2失点で勝利投手となっていた。

 「点を取ってもらってはすぐに取られる、というリズムの悪い投球になってしまいましたが、野手の皆さんのお陰でなんとか5回まで投げきることが出来ました」と振り返り、「次回の登板ではもっと良い投球ができるように、しっかりと練習します」と先を見据えた。今季初登板で、43歳がベテランの意地を見せた。

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