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好守連発の鹿島GK早川友基 「駆け引きで勝てた」PK失敗を誘発

スポニチアネックス / 2024年5月6日 22時33分

鹿島GK早川友基

 ◇明治安田J1リーグ第12節 鹿島2―1柏(2024年5月6日 三協F柏)

 鹿島が柏に競り勝ち、今季初の3連勝を飾った。前半4分に名古新太郎の今季初得点で先制も、同点に追い付かれた後半はシュート10本を浴びる我慢の展開。それでも1―1の後半47分にFWチャヴリッチが決勝弾を決めた。ゴールデンウイーク3連戦を劇的勝利で締め、ポポヴィッチ監督は「Jリーグにとっても非常にいい試合だった。エキサイティングでエモーショナルで、パッションの詰まった試合だったと思います」と総括した。

 試合の分岐点の一つが後半27分。DF植田直通のハンドで柏にPKを与えた。キッカーはFWサヴィオ。低く狙い澄ましたキックは枠の右に外れたが、右に跳んだGK早川友基はシュートコースを読み切っていた。「情報が入っていた。枠に来たら絶対に止められていた。駆け引きで勝てた」。その後も好セーブを連発。チームに流れを引き戻した背番号1は「結果的にこうやって点を取れた。勝ち点3につながって良かった」と胸を張った。

 試合のクライマックスは勝ち越した直後の後半50分。早川が敵陣から放り込まれたロングボールに飛び出したが、大きくバウンドしたボールが頭上を越えた。ゴールは無人。歓声と悲鳴が交錯する中、ボールに追い付いたサヴィオのシュートがポストに直撃した。「最後はみんなの心臓を止めかけました」。3連勝に大きく貢献した守護神は、苦笑いを浮かべながらスタジアムを後にした。

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