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第2のハナコ発掘へ 大学生対象のお笑いコンテスト10年ぶりに復活 ニュースター生まれるか

スポニチアネックス / 2024年5月7日 5時33分

「笑学祭2024」で漫才を披露する男子学生コンビ

 大手プロ「ワタナベエンターテインメント」が大学生を対象に開催しているお笑いコンテスト「笑学祭」が盛り上がりを見せている。500組を超えるエントリーがあり、東西で予選大会が繰り広げられている。昨年のM―1グランプリを制した令和ロマンやハナコの岡部大(34)ら、大学時代から活動する芸人が増えている傾向を受け、10年ぶりに復活した。大学お笑いを象徴する大会に成長していくか注目される。 (前田 拓磨)

 大学のお笑いが熱い!M―1は大阪芸大で結成された「ミルクボーイ」が19年、慶大で結成された「令和ロマン」が昨年、それぞれ優勝した。18年のキングオブコントを制したお笑いトリオ「ハナコ」の岡部は早大出身。ここ数年、大学お笑いを経験した芸人の活躍は目覚ましく、同コンテストの復活にもつながった。決勝の審査員を務めるハナコの秋山寛貴(32)は「進路に迷っている方も、腕試しにぜひご参加を!」と呼びかけた。

 現役の大学生であれば誰でも参加可能で、想定を上回る530組のエントリーがあった。予選はきょう7日に終了し、26日の準決勝を経て、6月10日に決勝大会が行われる。優勝賞金は30万円。

 同コンテストは01~14年に開催され、今年10年ぶりに復活した。ワタナベのバラエティー部長で大会実行委員長の大川内純一氏は「大学生のための大会を増やし、裾野を広げることで、お笑い業界のにぎわいにつなげたい」と開催の趣旨を説明する。

 大学お笑いの2大タイトルと呼ばれている夏の個人戦「大学芸会」と冬の団体戦「NOROSHI」を運営している大学芸会実行委員会が同コンテストに「協力」という形で参画。大学お笑いをよく知る同委員会が運営に加わったことで「今大会の盛り上がり次第で笑学祭もタイトルに加わるのではないか」と、勢力図を書き換える可能性を指摘する声もある。

 早大のお笑いサークルに所属し、16年の大学芸会で令和ロマン(当時は魔人無骨)らを破って大学日本一に輝いたお笑いコンビ「ラパルフェ」の尾身智志(29)は「大学時代からプロに交じってやる子が増えた。大学時代のつながりや知名度など、一から始める人より大きなアドバンテージがある」と話す。大学時代に得た利点を生かし、早くから頭角を現す芸人が増えてきている。

 ラパルフェは決勝のMCを務めることが決まった。都留拓也(29)は「いい大会にしたい。差別化して、違う良さを見つけられたら」と期待を込める。どんなニュースターが生まれるか、楽しみだ。

《大学生コンテストはプロ登竜門》

 2011年から行われている「大学芸会」は毎年ネットでのエントリー受け付けが1~2分で満枠になるほどの盛況ぶりだ。昨年は560組が出場。「NOROSHI」は大学芸会団体戦を引き継ぐ形で15年に創設。「漫才・コント・ピン」の3種目で争われる。両大会とも売れっ子芸人を輩出するなど、プロの登竜門となっている。過去には「大学お笑い日本一決定戦」など大学日本一を決める大会はあったが、時間をかけて現在の形に整備された。

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