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関大の“鉄腕”金丸がまたまた零封 この日の4回を合わせ今春5試合35イニングで自責0 

スポニチアネックス / 2024年5月8日 5時32分

<関大・同大>4回無失点に抑えた関大・金丸(撮影・河合 洋介)

 ◇大学野球関西学生野球 関大2―1同大(2024年5月7日 ほっともっと)

 関大が同大との3回戦に2―1で競り勝ち、勝ち点を挙げた。今秋ドラフト1位候補に挙がる最速154キロ左腕の金丸夢斗(4年)が6回から4回零封の圧巻救援。毎回8奪三振の快投で2位タイへの浮上に導き、逆転優勝へ弾みをつけた。

 今春の鉄腕ぶりが凄まじい。2日前に先発して11回137球を投げたばかりでも、金丸は「疲れは取れていました」と涼しい顔だった。2―1の6回から救援し、被安打1だけで4回を零封して1点差を死守した。

 いきなりの5者連続奪三振で体の重さなど一切感じさせなかった。1回戦では一球もなかった最速150キロを計測。8奪三振のうち「今日は非常に落ちが良かった」という得意球スプリットで5つを仕留めた。

 3カードを終え、中1日での救援登板は2度目。フル回転を見据え、無駄球を避ける投球術が光る。今回も2ストライクに追い込んだ8度のうちボール球を投げたのは2打席だけ。「甘い球でも勝負できるように取り組んできた。この春はボール球ではなく、ストライクで勝負ができている」。今春計35イニングで与四死球1、自責0。制球力と勝負球の精度の高さで球数を必要最小限に抑える。

 京大との開幕節に連敗してから巻き返し、ついに首位・関学大と勝ち点2で並んだ。直接対決の次節は甲子園での「関関戦」。11日の1回戦に中3日で先発する可能性がある。「こういう山を乗り越えないと優勝はない。しっかりと準備します」。フル回転を続けられるだけの余力は、十分に残っている。 (河合 洋介)

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