米加州の弁護士資格持つ村尾卓哉氏 水原容疑者の量刑決定は遅くても数カ月以内 服役後日本に強制送還

米国でテレビドラマ化の企画が持ち上がっている水原一平被告の事件

　米司法省は8日（日本時間9日）、ドジャースの大谷翔平投手（29）の元通訳、水原一平容疑者（39）が大谷の口座から約1700万ドル（約26億5200万円）を盗んだとする銀行詐欺などの罪を認め、司法取引に応じたと発表。連邦地検は刑の軽減を申し入れる。また、新たに虚偽の納税申告容疑や、歯の治療と称して6万ドル（約936万円）を大谷から横領していたことも判明した。

　▼村尾卓哉弁護士（米カリフォルニア州の弁護士資格を持ち、東町法律事務所所属）実刑は確実だと思いますが、禁錮が何年ぐらいになるかは正直分かりません。ただ、被害額や行為の悪質性から相応に長い刑期になると思います。司法取引の合意内容は検察側と被告側が合意しただけでは成立せず、今後は裁判所が合意内容を承認する手続きが必要になります。量刑が言い渡されるまでの期間は早くて数週間、長くても数カ月以内に結論が出るでしょう。米国で服役を終えた後は滞在資格がなくなることから日本へ強制送還され、米国への再入国も拒否されることになると思われます。