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元幕内で序二段100枚目の炎鵬は7場所連続休場 脊髄損傷から1年…今場所前は実戦稽古せず

スポニチアネックス / 2024年5月10日 12時12分

7場所連続の休場が決まった炎鵬(9日撮影)

 日本相撲協会は10日、大相撲夏場所(12日初日、東京・両国国技館)の取組編成会議を開き、初日の全取組を発表した。元幕内で東序二段100枚目の炎鵬(29=伊勢ケ浜部屋)は7場所連続の休場が決まった。

 身長1メートル67、体重100キロの小兵は昨年夏場所で脊髄損傷の大ケガ。日常生活もままならない寝たきり状態からリハビリを始め、昨年12月からは序二段力士を相手に実戦稽古を再開して復帰への歩みを進めてきた。初場所に続いて春場所も直前まで出場の可能性を探ったが断念。主治医や相撲診療所の医師らと連携して相談した上での判断だった。

 春場所の序二段は、ケガ明けの実力者が多く異例のハイレベルな戦いだった。幕下上位経験者の龍王、颯富士、鳩岡、そして全勝で復活優勝を果たした元十両の栃丸…。炎鵬は春場所後「出ても優勝できるか分からなかった。出るなってことだったのかな」と話していた。

 宮城野部屋閉鎖による転籍後も伊勢ケ浜部屋で申し合い稽古に参加していたが、番付発表後は大事を取って軽めの調整が続いていた。序二段100枚目で迎える今場所を全休すれば、来場所は序ノ口下位まで転落することになる。力士生命を脅かす大ケガから1年、完全復活して生まれ変わった姿を見られる日が待ち遠しい。

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