浜辺美波 橋田賞新人賞に感謝 ヒロイン演じた「らんまん」は「本当に人生の中の一部」

＜橋田賞授賞式＞壇上であいさつする浜辺美波（撮影・沢田　明徳）

　女優の浜辺美波（23）が10日、都内で行われた「第32回橋田賞」の授賞式に出席し、「橋田賞新人賞」を受賞した喜びを語った。

　橋田賞は、脚本家の故・橋田寿賀子さんが理事を務めた橋田文化財団が、優れたテレビ番組や放送関係者を顕彰するため1993年に創設した年間表彰。

　受賞した浜辺は、第96回アカデミー賞で視覚効果賞を受賞した映画「ゴジラ-1.0」でヒロインを熱演。神木隆之介との連続タッグで臨んだ、NHK連続テレビ小説「らんまん」では一途に情熱的に突き進んだ主人公・槙野万太郎（神木隆之介）とその妻・寿恵子を演じきり、演技の幅と演技力の高さを見せつけた。

　この日赤と黄色がメインの華やかなドレスで登場した浜辺。今回受賞するにあたり、「らんまん」の放送を見返したといい、「撮影したときはこういう思い出があったなとか、こういう壁に当たっていたなとか、そういう感情が思い返されました」と懐かしんだ。

　そして同作の脚本家・長田育恵さんについて、「長田さんが描く脚本はページをめくるたびに感情が溢れてきて、そんな世界で過ごす時間は本当に人生の中の一部。ほかの人の人生を生きている気がしないような気持になっていました」と演じた役について振り返った。

　そのうえで「本当に幸せな時間を過ごさせていただいて、思い出がこのように形でいただけたこと、幸せに思います」と喜びをかみ締め、「これからも誠実に作品に向き合ってまいりたいと思います」と力強く語った。

　大賞は該当なし。受賞作、受賞者は以下の通り（敬称略）。

　▽橋田賞　ドラマ「ブラッシュアップライフ」（日本テレビ）、ドラマ「ひとりぼっち―人と人をつなぐ愛の物語―」（TBS）、連続テレビ小説「らんまん」（NHK）、相葉雅紀、神木隆之介、北川景子、バカリズム、大下容子

　▽橋田賞新人賞　浜辺美波、趣里

　▽橋田賞特別賞　井上順

　▽野村昭子賞　大方斐紗子

●浜辺美波　橋田賞新人賞受賞に感謝　ヒロイン演じた「らんまん」は「本当に人生の中の一部」