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石原良純 今は亡き芸能界の恩人からの金言明かす 「スターに休みがあると思ってるの?」

スポニチアネックス / 2024年5月11日 14時57分

石原良純

 タレントの石原良純(62)が、10日放送のTBS系「中居正広の金曜日のスマイルたちへ」(金曜後8・55)に出演し、ピンチを救ってくれた、今は亡き芸能界の恩人からの金言を明かした。

 父は芥川賞作家で政治家の故・石原慎太郎さんで、叔父は昭和の大スターだった故・石原裕次郎さん。裕次郎さんが社長を務める石原プロモーションに入り、鳴り物入りで芸能界デビューしたが、裕次郎さんの死去後に独立。仕事がまったくなくなった。そんな窮地を救ってくれたのは、後に事務所の社長になる三原栄子さん。雑誌社で大手企業の広告担当を経て独立。個人事務所を立ち上げたが、良純のために広告の仕事を辞め、芸能マネジャーを買って出てくれたという。

 三原との二人三脚で、新たな芸能生活が始まった。2人でテレビ局回りをする日々。良純の才能を信じ、素質を伸ばすためには何でもしてくれたという。「石原慎太郎の子供だから、文章は書けるはずでしょう?」と、コラム執筆の仕事を獲得。さらに、コメンテーターの仕事も。良純は「番組のコメンテーターってあるじゃん?あれも文章だからね。その時、それを要約して、その瞬間のキャッチボール。文章を書くのがすごく役に立ってる」と明かした。

 良純のもう一つの代名詞といえば、気象予報士。気象予報士になるための家庭教師を用意してくれ、お天気キャスターとしてレギュラー出演にもつながった。観劇に興味を持てば、年間100本分ものチケットを用意。その熱心さが買われて、つかこうへいさんの舞台出演も決まった。すべて、三原さんの功績だった。

 タレントとして多忙な日々を過ごす良純。ある時、「休み欲しいな…」とボヤくと、三原さんからこんな言葉が返ってきたという。「あんたね、スターに休みがあると思ってるの?スターは休むな!」。良純は「“休みがあると思ってるんですか?そういう職業なんですか?違うでしょう?あなた、この世界で生きるんだったら、スターでいなきゃダメでしょう?”って」と、三原さんの言葉を思い返し、「プロフェッショナルとして生きるということかな?」と心に刻んだという。

 もちろん衝突もあった。「仕事してない時間って、仕事してない時間じゃなくて、次の仕事への時間という。“遊びに行ってもいいし、デートしてもいいけど、次の仕事に生きる時間にしなさい”と。だからケンカしたんだよ。うるさいじゃん?携帯は2本ぐらい折ったけど、固定電話は割れないんだよ」。ジョークをまじえながら回想。「向こうが真を突いて言ってくるから、絶対に俺が悪いんだけど…」と反省も口にした。

 晩年、悪性リンパ腫を患った三原さんは、良純に病気を隠したまま、19年に死去した。良純は「僕らの年になると、出会いもあるけど、確実に別れもあるということも分かってきて、まだまだ三原がうるさいから一生懸命やんなきゃなって」とポツリ。天国の三原さんから見守られていることを忘れず、今も仕事に励んでいるという。

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