1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. 野球

阪神・佐藤輝 汚名返上の一撃 初回に両リーグ最多22個目失策も「ミスを取り返す気持ち」

スポニチアネックス / 2024年9月5日 5時18分

<神・中>初回、中前に勝ち越しの2点適時打を放つ佐藤輝(撮影・北條 貴史)

 ◇セ・リーグ 阪神9―4中日(2024年9月4日 甲子園)

 阪神の佐藤輝が汚名返上の一撃で逆転勝利をたぐり寄せた。近本からの3連打で同点とした初回、なお無死二、三塁から決勝打。カウント2―2から小笠原の直球を砕き、二遊間を破って走者2人を本塁へ迎え入れた。一塁塁上で反省と手応えの入り交じったような苦笑い。いつもの「カモメポーズ」も控えめに披露した。

 「ミスを取り返すという気持ちだったし、打線がつながっていい流れだったので、自分もうまくその流れに乗ることができた」

 直前の守備。初回無死一塁から福永の三塁線寄りのゴロ処理で華麗に捕球したまでは良かった。併殺を狙った二塁転送が一塁側にそれ、捕球した中野の足がベースから離れた。2死二、三塁から宇佐見に痛打された村上に、もちろん自責は付かない。与えなくてもいい先制点だった。

 リーグワースト22個目の失策。球団三塁手では歴代11位タイで、佐藤輝より上位の先輩たちは全て1950年代以前という不名誉なランキングに名を刻んだ。うつむいている暇はない。すぐに訪れた挽回の好機を必死に生かした。

 ミスを取り戻した一打が99安打目。新人から4年連続100安打に王手もかけた。首位・広島にまた一歩近づき、3・5差。連夜の“独り勝ち”にも全く気を緩めることはない。「まだちょっと差はあるけど、しっかりやることをやっていきたい」。泣いても笑っても残り20試合。攻守に真価を問われる最終盤へ突入した。 (八木 勇磨)

 ○…佐藤輝(神)が初回に悪送球で1失策。三塁手としてシーズン22失策は今季両リーグ最多。阪神の歴代三塁手のシーズン最多は43年玉置玉一と49年藤村富美男の36個で、佐藤輝は11位タイになる。ただし佐藤輝以外の上位延べ11人は1リーグ時代からセ・リーグ初期の1954年までに出た記録。2000年以降では19年大山と23年の自身の20個を抜いて最多記録を更新中だ。なお00年以降の両リーグ三塁手の最多失策は12年堂林(広)の29個。次いで09年森野将彦(中)の25個。佐藤輝は23年村上(ヤ)ら3人に並ぶ3位。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください